精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大正大学大学院宗教学専攻修了。精神保健福祉ジャーナリストとして『サイゾー』『新潮45』などで執筆。メンタルヘルスと宗教を得意分野とする。著書に精神障害者の就労の現状をルポした『精神障害者枠で働く』(中央法規出版)がある。
もしあなたが、「会食恐怖症」という、病名を聞いたことがあるのなら、よほど精神医療の最新のトピックスに詳しいか、あるいは自身が会食恐怖症の当事者であるかのどちらかだろう。 自分がその病気に該当する身でありながら、この病名を知らないために悩み続けている人は少なくないのではな…続きを読む
障害のある人が施設を出て地域で暮らす――。いまでは当たり前のことになっているが、それを最初に成し遂げた先駆者には、想像を絶する苦労があったはず。 9月7日に公開される映画『ブレス しあわせの呼吸』は、勇気あるチャレンジに挑んだある夫婦の、人生を賭けた冒険の物語だ。ポ…続きを読む
8月25日~26日、『24時間テレビ』(日本テレビ系)が放映される。 今年のテーマは「人生を変えてくれた人」。X JAPANのYOSHIKIがロサンゼルスから緊急帰国して初出演。恒例のドラマスペシャルは「ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語」として、Sexy Zoneの…続きを読む
今年6月19日、衆院本会議で「カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案」が、自民、公明、日本維新の会などの賛成多数で可決。参院に送られた。 国会は7月22日まで32日間、会期を延長することが決定され、カジノ実施法案はこの会期内に成立する見込みとなっているが、野党は依然…続きを読む
来年改訂される国際的な診断ガイドライン「ICD-11」では、「ゲーム障害」が正式な病名として登録される見込みだ。 そのゲーム障害の大半を占めるのが「スマホゲーム依存」。この治療に取り組んできた、久里浜医療センターの樋口進院長にその治療法を訊いた。患者の多くは未成年…続きを読む
全国成人の約421万人いると推計されるネット依存。その中で、スマホゲームに依存している人も非常に多い。電車内でスマホゲームに興じる人の多さを見ても、その耽溺者がいかに増えているか分かろうというもの。 そんなスマホゲームへの依存の治療に取り組む、久里浜医療センター院長・樋…続きを読む
スティーブン・スピルバーグ監督の最新作『レディ・プレイヤー1』が公開されヒット中だ。同作は、現実世界に喜びを見出せなくなり、VR(バーチャル・リアリティ)の世界である「オアシス」の中で人生を謳歌する人々が描かれる。 現実世界の生活費をオアシス内のアイテムを購入するために…続きを読む
障害者の働く場所がどのように確保されるべきか――。依然として難しいこの問題について、改めて課題が突きつけられたのが、「障害者就労継続支援A型事業所」をめぐる一連の問題である。 特に大きく報じられたのは、2017年7月末に、岡山県倉敷市にある5つの就労継続支援A型事業所が…続きを読む
「座敷牢」――。精神医療の負の歴史として、過去のものとなったはずのその言葉を、まさか21世紀のいまになって想起されることになろうとは……。 2017年末と今年4月に相次いで発覚した2つの監禁事件は、忌まわしい記憶が、過去のものとなっていないことを思い知らされた。親が…続きを読む
「江戸時代の人たちの健康法を調べていると、今よりも優れていると思う点がたくさんあります。その本質を一言で説明すると『未病のうちに体調を整える』という考え方に集約される」 不健康な生活を送る現代人こそ、あらためて学ぶ必要がある考え方だと力説するのは、日本薬科大学教授で、日…続きを読む
障がい者支援の現場のなかで、「性の話」は長年タブーであるかのように扱われてきた。 特に知的障がいのある子の場合、親は子どもに性的欲求があることを頑に認めず、施設や学校でも「寝た子を起こすな」とばかり、積極的に性について教えることは避けられてきた。 だからこそ、そうい…続きを読む
2017年に日本で生まれた日本人の子どもは、94万1000人。2年連続の100万人割れで、統計を始めた1899年以降で最少となった。人口減少は11年連続となっており、日本は本格的な人口減少時代に突入している。 「非婚化」「晩婚化」と並び、結婚した夫婦の間に子どもができな…続きを読む
自分の性別に違和感を感じて生き続け、性別適合の手術を受けて戸籍上の性別も変更したが、新しい性にも馴染めず、やはり元の性に戻したい。しかし、性の再変更は認められておらず、生きづらさに苦しんでいる──。 こんな記事が掲載されたのは、10月30日の朝日新聞。記事内に匿名で登場…続きを読む
「障害のある子ども」を持つ母親の常勤雇用率はわずか5%。健常児の母親の常勤雇用率34%の、約7分の1しかない──。 これは、病児保育や障害保育を手がける認定NPO法人フローレンスが調べたデータにより浮かび上がった、いまの日本の現実だ。 この5%のなかには自閉症やダウ…続きを読む
全刑法犯の1割を占めるといわれている「万引き」。特に問題となっているのが、盗みに対する衝動を制御できない病気である「クレプトマニア(窃盗症)」に該当する人による再犯率の高さだ。 高齢者の万引きが増加傾向にあることは、東京都による『高齢者による万引きに関する報告書』でも指…続きを読む
2017.07.31
「ものを盗む」という衝動に逆らうことができず、窃盗を繰り返してしまうという病気「窃盗症(クレプトマニア)」――。 東京都が2017年3月に発表した調査『高齢者による万引きに関する報告書』によれば、特に高齢者の万引きが年々増加しており、2010年には高齢者が約2割だった…続きを読む
2017.07.20
がんは1981年以降、現在にいたるまで、日本人の死因第1位であると同時に、日本人の2人に1人は一生のうちにがんに罹ると言われている。 がんへの罹患は、死の恐怖と隣り合わせである。もし、がんに罹患したときにどのような心構えをするべきか、健康なときから考えておく必要もあるといえ…続きを読む
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前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』
毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。
あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…
(医)スターセルアライアンス スタークリニック …
ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…