連載「恐ろしい危険ドラッグ中毒」第22回

【閲覧注意】合成麻薬「クロコダイル」の常習者は離脱不可能、ゾンビ化し必ずや死に至る!

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腕の肉がゾンビ状態に 画像はモザイク加工をしたもの

 ロシアのシベリア地方を中心に爆発的に広まった自家製合成麻薬「クロコダイル(デソモルヒネ)」――。

 医師による処方箋がなくても100ルーブル(250円程度)ほどの安価で入手できる咳止め薬「コデイン」とガソリンを混ぜるだけで、化学的知識のない素人でも自宅などで容易に製造できる。そのため、高価なヘロインや大麻が購入できない貧困層を中心に、甚大な被害を及ぼした(第9回参照)。

 クロコダイルの製造法は、インターネットにより拡散した。この動きを逆手にとって、ネットを通じての合成麻薬の危険性を指摘する啓蒙活動も盛んになされた。また有害情報を発信するサイトの摘発と閉鎖も推し進められたが、危険ドラッグで見られた「いたちごっこ」と同じような現象が認められ、中毒患者の撲滅することはできなかった。

 そこで「物事は諸悪の根源を絶たねばダメ」との発想で、コデインの処方箋なしでの購入を禁止する方策をロシアの保健省は提唱した。しかし、製薬会社および薬店などの強力なロビー活動によって、十分な規制はできなかった。その結果、クロコダイルによる被害者はますます増加の一途たどった。

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