障害者雇用率の水増し発覚! オワコン? 24時間テレビの裏でバリバラが皮肉の本音を……

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画像はEテレ『バリバラ』の公式HPより

 8月25日~26日、『24時間テレビ』(日本テレビ系)が放映される。

 今年のテーマは「人生を変えてくれた人」。X JAPANのYOSHIKIがロサンゼルスから緊急帰国して初出演。恒例のドラマスペシャルは「ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語」として、Sexy Zoneの中島健人が石ノ森章太郎を演じる。

 毎年なにかと物議をかもすのが24時間テレビ。

 今年もお笑い芸人のみやぞんが、33時間以内に水泳を1.55km、バイクを60km、ランを100kmのトライアスロンに挑戦することが発表されると、「過酷すぎる」「『24時間テレビ』なのになぜ33時間以内?」と非難の声が巻き起こった。

 集まる募金額も、例年の10億円前後から、最近は7億円程度に減少している『24時間テレビ』。

 すでに「オワコン」ともささやかれ、「チャリティー番組」なのに出演タレントに高額のギャラが支払われていることから、「偽善番組」と叩かれたことが影響していると、『FRAYDAY』(8月20日付デジタル)は報じている。

裏番組のEテレ『バリバラ』では障害者の本音を展開

 また、24時間テレビといえば、毎回、障害者を取り上げてきたが、その内容にもさまざまな批判が起こってきた――。

 ダウン症の障害者に、「世界の中には絶対勝者と敗者が存在する」という歌詞の「パーフェクトヒューマン」を踊らせたり、両足マヒの子を富士山に登らせる際に、苦しそうな子どもをこづくシーンが映ったりと、たびたびネットで炎上している。

 そもそも、「頑張っている障害者」を映すことで、感動させようとする手法そのものが、「障害者は健常者を感動させるために存在しているのではない」と反発を招いてきた。

 近年、そんな『24時間テレビ』にぶつけるように、放映中の裏番組で問題提起を行なっているのが、普段からさまざまな障害者をめぐる問題を取りあげている、Eテレの『バリバラ』だ。

 8月26日午後7時は、「障害者はテレビを救う」と銘打ったプログラムを生放送の予定だ。「視聴者としての障害者」をテーマに、目が見えなくてもテレビを見たい、聴こえなくても音楽番組を楽しみたいという願いを、テレビはどのくらい叶えてくれているのか討論するようだ。

 ホームページの番組紹介には「なぜか障害者が1年で最も注目されるこの日、バリバラ・ファンへの感謝企画で、障害がある人もない人も楽しめる演出を追求! 誰も置き去りにしない、テレビへの未来像を探る実験企画を放映する!」と書かれている。

 ハッキリとうたってはいないが、「裏の『24時間テレビ』は障害者を取り上げながら肝心の障害者を置き去りにしている」という皮肉が込められていると考えてもよさそうだ。

 確かに『24時間テレビ』が、障害者が見て楽しめる内容になっているのかと想像すると、かなりの疑問を感じざるを得ない。

里中高志(さとなか・たかし)

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大正大学大学院宗教学専攻修了。精神保健福祉ジャーナリストとして『サイゾー』『新潮45』などで執筆。メンタルヘルスと宗教を得意分野とする。著書に精神障害者の就労の現状をルポした『精神障害者枠で働く』(中央法規出版)がある。

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