精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大正大学大学院宗教学専攻修了。精神保健福祉ジャーナリストとして『サイゾー』『新潮45』などで執筆。メンタルヘルスと宗教を得意分野とする。著書に精神障害者の就労の現状をルポした『精神障害者枠で働く』(中央法規出版)がある。
「物を盗もうとする衝動に抵抗できなくなる」という病気である「窃盗症(クレプトマニア)」――。 これまで「万引き問題」は、「犯罪」と「刑罰」という視点でのみ捉えられることが多かった。しかし、これからは「疾患」と「治療」という医学的観点で取り扱うことも重要になってくるかもし…続きを読む
ふとしたきっかけで始まる「窃盗症(クレプトマニア)」。アルコールに並ぶ2大アディクション(常用癖)になるのか? 平成28年版の『犯罪白書』によると、窃盗の認知件数は約80万件。そのうち「万引き」の占める割合は14.5%。つまり、毎年およそ11万件以上もの万引きが認知され…続きを読む
日本の自殺死亡率は世界でワースト6位――。そんな衝撃的な統計結果を、先日、厚生労働省がまとめた。 これは5月30日、政府が閣議決定した2017年版の『自殺対策白書』で公表されたもので、世界各国の自殺死亡率を比較し分析したものだ。 自殺死亡率とは人口10万人あたりの自…続きを読む
平成28年版の『犯罪白書』によれば、「窃盗」は認知件数において刑法犯の7割を超える、最もケース例の多い犯罪で、その件数は年に80万件を超えている。 そのうち「万引き」が占める割合は14.5%であり、これは近年、減少傾向にあるというが、相当に高い割合であることは間違いない…続きを読む
2017.06.05
がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病と並んで、厚生労働省が定める「5大疾病」のひとつにあげている精神疾患。特にうつ病患者の増加と、それによる「会社の休職」は深刻な社会問題となっている。 独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の調査では、うつ病などメンタルヘルスの不調を感じ…続きを読む
労働現場をむしばむブラック企業の問題をめぐっては、これまでも長きにわたりさまざまな対策が講じられてきた。 悪質な企業に対して、国も手をこまねいていたわけではなかったが、いまいち悪質事例の根絶に向かっている実感がなかったのは、施作の内容は立派でも、やや具体性に欠け、目に見…続きを読む
労働基準法36条、通称「36(サブロク)協定」――本人が望めば長時間、さらに休日もなく働かせることのできる制度が、この国では法律で裏付けられている。この運用のあり方が今、大きく問われている。 朝日新聞デジタルによると、2015年に亡くなった女性会社員(当時50)について…続きを読む
今年(2017年)2月21日、神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」における殺傷事件の植松聖(うえまつ さとし)容疑者の精神鑑定結果が、「完全な責任能力を問える」ものであることが報道された。 たびたび取り沙汰される殺傷事件での責任能力――。たとえ重大な事件を犯…続きを読む
厚生労働省が2016年の12月13日に発表したところによると、企業で働く障害者の人数は同年6月1日時点で、過去最多の47万4374人になったという。 1年前より2万1241人増えて、13年連続で過去最多を更新しているのだが、特に延びているのが精神障害者の雇用だ。これに関…続きを読む
現代人の悩みのひとつである「睡眠不足」。日常生活に支障をきたし、仕事の生産性も低下させる。死亡リスクを高めることも判明している。最近の研究では、日本経済に大きな損失をもたらしているという。 自身のパフォーマンスを高く保つために欠かせない「睡眠」は、ビジネスパーソンにとっ…続きを読む
いい仕事と充実したプライベートには、健全な睡眠が存在する。ビジネスパーソンが高いパフォーマンスを保つには、なんといっても「いい睡眠」から――。多忙にかまけて睡眠をおろそかにしがちな現代人にとって、有効な睡眠とはどうあるべきか? 労働安全衛生総合研究所で、睡眠を専門に研究…続きを読む
仕事もプライベートも、パフォーマンスを高く保つために欠かせないのは、なんといっても健全な睡眠――。ところが、現代人は睡眠をおろそかにする傾向がみられる。ビジネスパーソンにとって、有効な睡眠とはどうあるべきか? 眠りの専門家、労働安全衛生総合研究所の産業疫学研究グループ部…続きを読む
「5大疾病」のひとつとされ、もはや誰でもかかりうる病気となった精神疾患。その治療は長い期間にわたることが多い。 そこで、通院にかかる負担を軽減させる「オンライン診療」を取り入れている新六本木クリニック。院長の来田誠医師によれば、患者の治療中断も減少する効果ももたしたとい…続きを読む
「5大疾病」のひとつとされ、もはや誰でもかかりうる病気となった精神疾患。その治療は長い期間にわたることが多いため、通院には負担がかかるのが常だった――。 そんな精神科の診療をオンラインで行なうことを可能にし、利便性を高めたのが、2016年1月に開院した新六本木クリニック…続きを読む
「5大疾病」のひとつとされ、もはや誰でもかかりうる病気となった「精神疾患」。その治療は長い期間にわたることが多いため、通院には負担がかかるのが常だった――。 そんな精神科の診療をオンラインで行なうことを可能にし、通院負担を軽減する取り組みを始めたのが、2016年1月に開…続きを読む
過労死の実態や防止策の実施状況を報告する「過労死等防止対策白書」を厚生労働省がまとめた。 過労死をテーマにした同様の報告書は、これまで世界でも例がなかったものだ。 そんな話題が報じられるなか、電通に勤務していた女性社員の自殺が長時間の過重労働が原因だったとして労災が…続きを読む
先日、俳優のチャーリー・シーンさんが、HIV感染を公表した。以前から自宅に娼婦を何人も呼んで乱交パーティーを行い、性依存症ともささやかれていた。噂では5000人以上と関係をもったともいわれ、感染が判明してからも多くの女性と性交を重ねたという告白に衝撃が走っている。 単に…続きを読む
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前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』
毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。
あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…
(医)スターセルアライアンス スタークリニック …
ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…