インタビュー「スマホゲーム依存の実態と治療法」第2回:久里浜医療センター・樋口進院長

あなたのスマホ依存がわかる10の質問~来年「ゲーム障害」が正式な病名に

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②「スマホ依存」の定義とは? 来年、世界保健総会で「ゲーム障害」という疾病名が正式に採択の画像1

世界保健総会で「ゲーム障害」という疾病名が正式に(depositphotos.com)

 全国成人の約421万人いると推計されるネット依存。その中で、スマホゲームに依存している人も非常に多い。電車内でスマホゲームに興じる人の多さを見ても、その耽溺者がいかに増えているか分かろうというもの。

 そんなスマホゲームへの依存の治療に取り組む、久里浜医療センター院長・樋口進医師に、スマホゲーム依存の定義や症状について訊いた。

スマホゲームに依存する人たちの特徴は?

 樋口院長は、スマホゲーム依存になる人の特徴を、こう説明する。

 「スマホゲームに依存する人は、もともと現実の生活がうまくいかない。特に他人とのコミュニケーションが上手に取れないとか、現実世界に自分の居場所を見出せないといった人がはまっていくケースが多い。コミュニケーションが苦手で、ひとつのことにこだわる傾向がある。発達障害の傾向を持つ人も多いですね」

 スマホ依存からの脱却には、スポーツやレジャーなど、ゲーム以外に熱中できるものを見つけるのがいちばんだが、そうは簡単にいかない。

 「いまのゲームはうまくできていて、それ以上に興味がもてるものがなかなか見つかりにくい。ゲームはすぐにレベルアップしても、現実世界のスポーツや趣味はそう簡単にはいかない」

 「やはり、技術の習得やレベルアップには時間も労力もそれなりにかかる。ゲームのように手軽に快感を得られるわけではない。上達するには、根気も必要ですから」

里中高志(さとなか・たかし)

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大正大学大学院宗教学専攻修了。精神保健福祉ジャーナリストとして『サイゾー』『新潮45』などで執筆。メンタルヘルスと宗教を得意分野とする。著書に精神障害者の就労の現状をルポした『精神障害者枠で働く』(中央法規出版)がある。

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