理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curtin大学に留学。オーストラリアで最新の理学療法を学ぶ。2014年に帰国。現在は、医療機関(札幌市)にて理学療法士として勤務。一般の人に対して、正しい医療知識をわかりやすく伝えるために執筆活動にも力を入れている。お問い合わせ、執筆依頼はcontact.mikitaka@gmail.comまで。
最近、<慢性の腰痛がある人が、ヨガを行うと理学療法と同程度の症状の改善がみられた>という論文が報告された。 この研究の内容を要約すると、12週間にわたって「ヨガ」を行ったグループと「理学療法」を行ったグループは有意に疼痛が軽減されて、その成果は1年間維持されたというもの…続きを読む
「アンチエイジングにいい」「睡眠の質が上がる」「がんを予防する」……運動の効果が今、さまざまな研究で実証されている。 運動はカラダにいい――それでも運動が習慣となりにくい理由の一つに挙げられるのは、「どんな運動をどれくらいしたらよいのかわからない」。具体的に取り組むべき…続きを読む
気象庁は5月24日、6月から8月までの3カ月間の長期予報を発表した。予報によると、この夏は全国的に気温が高く、降水量はほぼ平年並みの見通しだ。 地球温暖化の影響も相まってか、近年では「夏=猛暑」の記憶ばかり。今年も猛暑・酷暑の可能性が高いようだ。「サウナ」で汗腺が開…続きを読む
腰痛になった人ならコルセットを病院から処方されたり、または自分で購入し使用したことがあるのではないだろうか? それくらい腰痛とコルセットの関係は強い。 このコルセットについて、未だにさまざまな噂レベルの神話から間違いまで世の中にはびこっている。ここで腰痛とコルセットにつ…続きを読む
骨粗鬆症という病気は、病院でも骨密度検査が一般的になりつつあるので、皆さんもご存じだろう。 骨粗鬆症は、骨密度が低くなることで骨折をしやすくなる病気のことである。高齢者に多く生じ、症状がが進むと、転んだりすることはもちろん、手をついたり、くしゃみをするだけで骨折してしま…続きを読む
腰痛がやっかいなのは「慢性化してしまった場合」である。 ギックリ腰などで一時的に腰痛になってしまったとしても、ほとんどの場合が数日後によくなり、何事もなかったかのように日常生活を送っている。 これは風邪や胃腸炎などと同じように、「そのときは辛かったが、適切に管理して…続きを読む
これだけ医学が発達しても、腰痛の発生率は減っていない。腰痛は未だ多くの人を悩ます現代病であり、日本人ばかりか先進国の人々にとっては<国民病>である。 そのような国民病であるならば、国を挙げて腰痛に取り組みべきではないか? 今回はそんな事例を紹介する。腰痛には国を挙げ…続きを読む
「体幹トレーニング」あるいは「コアトレーニング」は、近年よく耳にする言葉だ。どちらも、ほぼ同じ意味である。このようなトレーニングを腰痛対策に用いるのが、最近の流行りだ。 体幹トレーニングやコアトレーニングが腰痛に有効であるという本やウェブサイトを、あなたも見かけたことが…続きを読む
先月、「The American College of Physicians(米国内科医師会)」で最新の腰痛ガイドラインが発表された。そのなかで注目されたのは、「腰痛に投薬はほとんど効果がない」と明記されたことである。 これまでにも、<腰痛の約85%は「非特異的腰痛」。…続きを読む
国民病とも言える腰痛。多くの人が苦しんでいるため、そのぶん多くの治療法(怪しいものも含めて)が生まれている。その中で、一見すると怪しげだが、実は非常に効果的なのが「読書療法」である。 読書療法とは、その名の通り「読んで治す」。元々は「精神療法の一つで、患者に読書をさせて…続きを読む
めまいを訴えたことのある人というのは、意外に多いのではないだろうか? そして、めまいを生じた場合、何科を受診すれば良いのかわかっている人は、どのくらいいるだろうか? めまいという症状は厄介だ。というのも、その原因が数多く考えられるからだ。大別すると「脳からくるめまい(中…続きを読む
話題のベストセラー『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』。テレビ番組や雑誌などでも取り上げられ、<開脚>が注目を浴びている。 テレビ番組『嵐にしやがれ』(12月17日放送)には、著者でヨガインストラクターのEikoさんがゲスト出演。松本潤さ…続きを読む
「手当て」という言葉がある。「手を当てる」ことで痛みが和らいだり、楽になったりするという、経験は誰もがあるかもしれない。この「手当て」、実は医学的にも説明できることなのだ。 これは、医療・医学に携わる人なら一度は学んだことがある「ゲートコントール理論」が説明の鍵となる。…続きを読む
前回、腰痛の原因となるものとして<硬くなった胸椎>を解説した(参照:腰痛の原因は<硬くなった胸>! 「胸椎」を動かす簡単エクササイズで柔軟性をアップ)。 腰椎を挟んでいるのは、上が「胸椎」で下が「股関節」。今回はその続きともいえる話だ。股関節に着目してみよう。股関節…続きを読む
先日、面白い論文が発表され、いくつかのメディアでもすでに話題になっているものがある。それは「偽物の薬だと患者がわかってそれを飲んでも、実際に腰痛が改善した」という報告だ。 この研究結果は『Pain』(10月13日号)に掲載されたもの。この実験を簡単に説明すると、慢性的に…続きを読む
現在、自宅が和式トイレの人はほぼいないだろう。そもそも和式トイレを使用したことがない人が大半かもしれない。 今回は、和式トイレの知られざる効果を、医学的な視点から解説したい。というのも、現在、便秘に悩んでいる人は多いと思うが、それは洋式トイレが原因の一つかもしれないから…続きを読む
「腰痛の原因は腰にある」というのは、当たり前だと思われているかもしれない。もちろん、腰が痛むから腰痛なわけだが、「どうして腰が痛くなってしまったか?」と問うと、その原因は腰ではない場合も多い。 腰が痛むのは「結果」だ。その「原因」は、別の箇所にある場合が少なくない。その…続きを読む
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前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』
毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。
あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…
(医)スターセルアライアンス スタークリニック …
ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…