理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curtin大学に留学。オーストラリアで最新の理学療法を学ぶ。2014年に帰国。現在は、医療機関(札幌市)にて理学療法士として勤務。一般の人に対して、正しい医療知識をわかりやすく伝えるために執筆活動にも力を入れている。お問い合わせ、執筆依頼はcontact.mikitaka@gmail.comまで。
「スポーツの秋」というものの、実際に運動に励む人は、どのくらいいるだろうか? ある報告では、<現代人は40年前と比べて一日の活動量が4割減っている>といわれている。 昔の人は2.5倍も運動していたわけだ。我々の活動量が減った理由のひとつに、ライフスタイルの変化が大…続きを読む
「筋肉が硬いのでストレッチをしましょう」というアドバイスを受けた人は多いだろう。ストレッチは筋肉を柔らかくする効果があり、確かに有効な場合が多い。だが、それも状況によって変わる。 今回は、腰痛とストレッチの関係について解説しよう。静的ストレッチで「ぎっくり腰」の危険…続きを読む
「ボルタレン(一般名:ジクロフェナク)」は、「ロキソニン(一般名:ロキソプロフェン)」と並んで非常によく使われる「解熱鎮痛剤」だ。その手軽さと効果から、人気の大衆薬のひとつである。 ボルタレンとロキソニンは、どちらも「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」に分類される…続きを読む
「ちょっと背骨が変形していますね」「ここの骨と骨の間が狭くなっています」 腰を痛めて医療機関を受診した際、医師からこのような言葉をかけられた人は少なくないだろう。以前にも「ほとんどの『腰痛』は画像で診断できない! 原因不明の『非特異性腰痛』とは?」で紹介したとおりだ。日…続きを読む
ほんの小さな段差で足の置き所を間違えて “グギッ”とひねり、思わず焦った体験は誰にもあるだろう。全身の中でも足首は、二足歩行による強い荷重を常に受け止めている。そのため、足首の捻挫や骨折は、激しいスポーツの最中だけでなく、日常生活でも意外と起こりやすい。 実は、こうした…続きを読む
これまで数回にわたり、腰痛と薬の関連について解説してきたが、今回は「リリカ」という薬と腰痛の関係について解説する。 リリカとは、成分名は「プレガバリン」といって、神経由来の疼痛に対して処方される薬である。前回に取り上げた「ロキソニン」*は、炎症などによる疼痛に対して効く…続きを読む
ロキソニンの新しい副作用が話題になっている。その内容は「重大な副作用の項に、小腸・大腸の狭窄・閉塞を追記する」というものだ。 だがこれは、ロキソプロフェンナトリウ ム水和物(経口剤)に対して。つまり、口から摂取する経口剤に限った話である。 ロキソニンを含む薬には、経…続きを読む
先日からロキソニンの副作用が話題になっている。【関連記事】「“国民薬”ロキソニンに重大な副作用〜空腹で飲んではいけない理由はここに!」 それを踏まえて今回は、「ロキソニンは腰痛に効くのか?」を解説したい。 まず、腰痛に対して「ロキソニンを飲めば全て解決するか?」と…続きを読む
腰痛を改善するために、さまざまな方法が考案されている。それだけ腰痛に悩んでいる人が多い、ということでもある。 色々な腰痛に対しての治療法、運動法があるが、今回は「腰を反らす体操は良いのか? 悪いのか?」ということについて解説する。 ひと昔は「腰を反らすと良くない」と…続きを読む
「座骨神経痛」、一度は耳にしたことがある“病名”だろう。しかし、座骨神経痛というのは“正式な病名”ではない。実は「ぎっくり腰」のような通名である。 今回は、いわゆる座骨神経痛と呼ばれる症状が、いかに腰痛と関連があるのかについて解説したい。 座骨神経痛の症状には、「腰…続きを読む
腰痛とは、文字通り「腰が痛くなる」状態だが、実は腰以外の部分が痛むことがある。たとえば、下半身のしびれや痛みだ。それが腰痛と関係しているケースもある。 さらに、腰自体が痛くて、下半身まで痛みが伸びているように感じる場合もある。腰自体に痛みはなくても、下半身(ふくらはぎな…続きを読む
「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」を鍛えると姿勢が綺麗になり、腰痛や肩こりに効果がある――。某情報番組で、背筋の一部で姿勢を保持する働きをする脊柱起立筋が弱ると、腰痛や肩こりを招くと放送された。番組ではトレーニング方法も紹介されていたが、そのまま鵜呑みにしてしまうと違う…続きを読む
なぜ腰痛が国民病となっていて、なかなか治らない人が多いのか? それは医療者側からしても大きな課題である。医療技術は、ここ10年で劇的に進化しているが、腰痛の発生率や改善率は、あまり変わっていない。それには患者側だけではなく、医療者側にも問題がある。患者も医療者側も、考え方を…続きを読む
今回は趣向を変えて、腰痛の現在の常識を改めて紹介する。ここで紹介されていることが自分の常識とずれていれば、この機会に是非改めることをおすすめする。腰痛は特別なことではない 腰痛を一度以上経験したことある人は、8割以上だともいわれている。つまり、人生で一度は経験するも…続きを読む
2015.12.04
前回、腰痛と姿勢の関係、「そもそも良い姿勢とは何か」ということを説明した。今回はより具体的に、腰痛と良い姿勢の関係について考えていきたい。 たとえば、米国整形外科学会(AAOS)では、仕事中に腰痛を感じたらオフィスの椅子や座り方に問題がないか点検するべきあり、それには次…続きを読む
腰痛になった時、「姿勢が悪いからですよ」「姿勢をよくしましょう」とアドバイスを受けた人は多いのではないだろうか? 実際に腰痛と姿勢については、昔から様々な研究や検証が行われており、避けては通れない問題であることは間違いない。なぜ腰痛と姿勢が関係あるのか? そもそも、「良い姿…続きを読む
腰痛には必ず始まりがあるということは、この連載で何回も述べている。そして、その始めの時点で、つまり急性期の時点で適切に処置をすれば、腰痛は風邪のように治るということを第3回で書いた。 では、なぜこれほど多くの人が慢性的な腰痛に悩まされているのか。前回、医学的な要因だけで…続きを読む
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前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』
毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。
あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…
(医)スターセルアライアンス スタークリニック …
ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…