歩くだけで心臓疾患もがんも予防(depositphotos.com)
「アンチエイジングにいい」「睡眠の質が上がる」「がんを予防する」……運動の効果が今、さまざまな研究で実証されている。
運動はカラダにいい――それでも運動が習慣となりにくい理由の一つに挙げられるのは、「どんな運動をどれくらいしたらよいのかわからない」。具体的に取り組むべきメニューがボンヤリしているから「実行するのは、また今度……」となるわけだ。
そこで、今回は健康効果をもたらすであろう、具体的なメニューを探ってみよう。
週に2時間半、やや負荷のある運動
一般的な「推奨される運動の量」は、「週に2時間30分のやや負荷のある運動」だ。たとえば、ジョギングやストレッチ、または75分の強めの負荷(これはテニスや全力に近いダッシュ、サイクリングなど)とされる。
しかし、この数値は、フルタイムで仕事をしている人にとっては、ややハードルが高く感じるだろう。運動習慣のない人が、全力疾走やテニスを日常生活に取り入れるのは、なかなか難しい。
そこでオススメなのが「ウオーキング」。歩くことは比較的簡単、工夫次第で歩く距離や速さを変化させることが可能だ。