連載「“国民病”腰痛の8割以上はなぜ治らないのか」第19回

腰痛の原因は<硬くなった胸>! 「胸椎」を動かす簡単エクササイズで柔軟性をアップ

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カラダを捻る動作は「胸椎」がポイント(shutterstock.com)

 「腰痛の原因は腰にある」というのは、当たり前だと思われているかもしれない。もちろん、腰が痛むから腰痛なわけだが、「どうして腰が痛くなってしまったか?」と問うと、その原因は腰ではない場合も多い。

 腰が痛むのは「結果」だ。その「原因」は、別の箇所にある場合が少なくない。そのひとつに挙げたいのが、腰を挟む部位である「胸椎」と「股関節」である。今回は、胸椎に着目しよう。

脊柱の形は場所によって違う

 「脊柱の形は場所によって違う」というのは、意外に知られてない事実である。脊柱とは、いわゆる「背骨」であり、私たちの中心となる重要な部分だ。

 脊柱は上から、頚椎、胸椎、腰椎、に分かれており、それぞれ7つ、12つ、5つの骨が積み重なっている。つまり、合計24個の「椎体」と呼ばれる骨が積み重なって、脊柱を形成している。

 そして、その頚椎、胸椎、腰椎は、それぞれ<椎体の形が違う>。形が違うということは、それぞれ役割が異なるということだ。

 脊柱は24個の骨が積み重なり、それぞれ動かすことができる。24個の骨の動きを組み合わせて行うことで、私たちはカラダを曲げたり反ったり、ひねったり、複雑な動きを行っている。

 24個全てが動くということは、「それぞれに関節がある」ことになる。その関節面の形状は、首、胸、腰で違う。そこで頚椎・胸椎・腰椎には、<得意な動き>に違いが生じる。

三木貴弘(みき・たかひろ)

理学療法士。日本で理学療法士として勤務した後、豪・Curtin大学に留学。オーストラリアで最新の理学療法を学ぶ。2014年に帰国。現在はクリニック(東京都)に理学療法士として勤務。一般の人に対して、正しい医療知識をわかりやすく伝えるために執筆活動にも力を入れている。

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