テレビやSNSで見る あの専門家 の発言は信用できるか?

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あの専門家を信じるな!?

 皆さんも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。テレビやSNSで頻繁に見かける専門家や医師の発言を、そのまま信じて良いものなのか。特に、コロナ禍においては、最新の正確な情報を発信することが、私たちの安全や生活に直結していることがハイライトされました。そのような中で、どの専門家や医師の発言を信じるべきか、という疑問は、以前よりも一層深刻化しているように感じます。

製薬企業の金で歪められる治療

 もちろん、医療提供者や医療機関の最大の関心は患者の健康と幸福で(あるべきで)あり、「患者中心の医療」は、現代医療の中核をなす概念です。しかし、金銭あるいは非金銭的な利益相反により、時に患者本位でない治療が実施される可能性があります。

 なかでも、「患者のお金や税金で自分の懐を痛めずに無限に処方を切ることができる」医師にとって、製薬企業との金銭関係は最大の利益相反です。実際に、製薬企業との金銭関係により、臨床研究、ガイドラインの推奨、処方や治療法が歪められることがわかっています。

 医療の透明性が求められる今日、利益相関の中でもこのような金銭的関係が注目されつつあり、多くの国で、医師や医療機関と製薬会社との間の金銭的な関係を公開する取り組みが進められています。たとえば、アメリカでは「Open Payments Database」というシステムを通じて、医師や医療機関が製薬会社から受け取る金額が公開されています。日本では、個別の製薬企業が公開しているものの、その内容を1つ1つ調べることは容易ではありません。

製薬会社から医師個人に支払われた金銭がわかるDB

 そこで、探査報道メディア・Tansaと特定非営利活動法人の医療ガバナンス研究所は、製薬会社から医師個人に支払われた金銭を誰もが調べられるデータベースを作成しました。2016年度から公開を続けており、2020年度版を含め、これまでに5年度分が利用可能となっています。しかし、これらのデータベースの存在を知らない方も多く、また実際にどれだけの情報が公開されているのか、その内容がどのような意味を持つのか、理解することは容易ではありません。

 様々な情報が錯綜するコロナ下で、「Yen for Docs Database」がどのようなニーズに応えられたのか。そして、私たちが受け取る情報にどのような背後の動機や利益が関与しているのか。

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