「堤寛」の記事一覧

堤寛(つつみ・ゆたか)

藤田保健衛生大学医学部第一病理学教授。慶應義塾大学医学部卒、同大学大学院(病理系)修了。東海大学医学部に21年間在籍し、2001年から現職。「患者さんに顔のみえる病理医」をモットーに、病理の立場から積極的に情報を発信。患者会NPO法人ぴあサポートわかば会とともに、がん患者の自立を支援。趣味はオーボエ演奏、日本病理医フィルハーモニー(JPP)団長。著書に『病理医があかす タチのいいがん』(双葉社)、『病院でもらう病気で死ぬな』(角川新書)、『父たちの大東亜戦争』(幻冬舎ルネッサンス)、『完全病理学各論(全12巻)』(学際企画)など。

堤寛

ニホンザルには閉経がない~日本人の長寿は“自然の摂理”に反している!?

ずいぶん前の話だが、高崎山のサルの話が新聞の紙面をにぎわした。あるグループのボスが、別グループの「おばあちゃん猿」に惚れて自分のグループを飛び出したため、今では一兵卒になりさがってしまったという話である。 そして、その魅力あふれるメスは人でいえば70歳に相当するという。…続きを読む

ニホンザルには閉経がない~日本人の長寿は“自然の摂理”に反している!?

「人工的な避妊は罪」のカトリック社会をオギノ式避妊法で動かした荻野久作

避妊に対する伝統的なカトリックの考え方は、あらゆる人工的な方法を使うことは罪だというものだ。だが、教皇フランシスコは2月18日、蚊が媒介する「ジカ熱」が流行している地域では、避妊は正当化されるとコメントした。 流行地では、新生児に発達障害が必発である小頭症が異常に多発し…続きを読む

「人工的な避妊は罪」のカトリック社会をオギノ式避妊法で動かした荻野久作

「維新の父」吉田松陰が密航を失敗したのは、ある感染症が原因だった!?

吉田松陰と金子重輔は、嘉永7(1854)年3月18日、蒸気船2隻、帆船2艘からなるペリー艦隊を追って下田に到着する。それぞれ、瓜中万二(かのうちまんじ)、市木公太(いちきこうた)の偽名を使っていた。 彼らは横浜での乗船に失敗し、下田で再挑戦しようとしていた。3月27日夜…続きを読む

「維新の父」吉田松陰が密航を失敗したのは、ある感染症が原因だった!?

ルーズベルト米大統領を死に至らしめ、米ソ冷戦構造をつくった「迷信」とは?

1945年4月12日、米国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトは高血圧性脳出血で倒れ、帰らぬ人となった。戦時中の例外措置として、4期目の米大統領を務め始めてから4カ月目のことであった。 当日の彼の血圧は300/190mmHg。最高血圧は1年前から200mmHgを超え…続きを読む

ルーズベルト米大統領を死に至らしめ、米ソ冷戦構造をつくった「迷信」とは?

垢はカラダを守る膜!? 時代が違えば常識も変わる、中世ヨーロッパの“不浄時代”

1890年、パリの労働者102人を対象にした生活調査では、浴槽を使っている者2人、靴下を替えるときに足を洗う者18人、顔と首は毎週洗うが足は冬に一度だけ、頭は一度も洗わない者58人、一度も体を洗ったことのない者が24人であった。 少なくとも19世紀前半までのヨーロッパの…続きを読む

垢はカラダを守る膜!? 時代が違えば常識も変わる、中世ヨーロッパの“不浄時代”

痔は人間にしか見られない病気! "直立二足歩行"が背負った「肛門の宿命」

痔核は人間特有の疾病だ。静脈弁を持たない直腸静脈叢が慢性的にうっ血した結果、静脈瘤(痔)が生じる。 では、なぜ、直腸静脈叢には静脈弁がないのだろうか? 哺乳動物が"四足歩行"をするときの心臓と肛門の位置関係を考えれば、それはわかる。ヒトがお尻を拭くことになったのは.…続きを読む

痔は人間にしか見られない病気! 

EDになりたくなければ禁煙すべし!? 男性の下半身の悩みは尽きない

かつて雑誌『サンデー毎日』に「タバコでインポになる」と題した記事が掲載された――。 記事は米国疾病対策センター(CDC)が発表した学術論文に基づくもので、31歳から49歳までの壮年期男性を対象とした調査の結果、1年間以上にわたって性交に十分な勃起が得られない状態を訴えた…続きを読む

EDになりたくなければ禁煙すべし!? 男性の下半身の悩みは尽きない

血液や臓器を棄てる!? "医療ゴミ"の処分がもつ倫理的な問題とは?

医療機関からは、検体や臓器などの"医療ゴミ"が大量に発生する。もちろん、これには一般と異なる処理が求められる。ところが、この処理については、医学的な感染のリスクだけでなく、倫理的な問題や法的な解釈、現実的な処理の実態など、考えるべき課題は多い。 病理学的検索が終わった生…続きを読む

血液や臓器を棄てる!?
精神鑑定「責任能力なし」~重大な他害行為を行った精神障害者の治療病棟では……
インタビュー「重大な他害行為を行った精神障害者の治療」第1回 国立精神・神経医療研究センター病院・第2精神診療部長:平林直次医師

重大な事件を犯しても「責任能力を問えない」と判断された精神障害者は、その後どのような処遇を受けているのだろうか? 他害行為を行なった精神障害者の治療を行う「医療観察法病棟」を担当する国立精神・神経医療研究センター第2精神診療部長の平林直次医師に知られざる治療の実情について訊いた。

シカゴ大学医学部内科・外科教授兼個別化医療センタ…

中村祐輔

日本中毒学会評議員(同学会クリニカルトキシコロジ…

横山隆

藤田保健衛生大学医学部第一病理学教授。慶應義塾大…

堤寛