「堤寛」の記事一覧

堤寛(つつみ・ゆたか)

2017年4月より、はるひ呼吸器病院(愛知県)病理診断科の病理部長。1976年、慶應義塾大学医学部卒、同大学大学院(病理系)修了。東海大学医学部に21年間在籍。2001〜2016年、藤田保健衛生大学医学部第一病理学教授。「患者さんに顔のみえる病理医」をモットーに、病理の立場から積極的に情報を発信。患者会NPO法人ぴあサポートわかば会とともに、がん患者の自立を支援。趣味はオーボエ演奏。著書に『病理医があかす タチのいいがん』(双葉社)、『病院でもらう病気で死ぬな』(角川新書、電子書籍)『父たちの大東亜戦争』(幻冬舎ルネッサンス、電子書籍)、『完全病理学各論(全12巻)』(学際企画)、『患者さんに顔のみえる病理医からのメッセージ』(三恵社)『患者さんに顔のみえる病理医の独り言.メディカルエッセイ集①〜⑥』(三恵社、電子書籍)など。

堤寛

新鮮な「イカ刺し」を食べた患者さんが来院! 舌に刺さったものの正体は?

あるとき、ユニークなケースに遭遇した。 近所のスーパーマーケットで買った「イカ刺し」を食べたところ、何かが舌に刺さって抜けず、痛くて仕方がない――と訴える男性が来院した。臨床医は舌に刺さったトゲ状の物体を麻酔下で切除し、病理診断に提出した。 顕微鏡で標本を見た私は、…続きを読む

新鮮な「イカ刺し」を食べた患者さんが来院! 舌に刺さったものの正体は?

女性の「乳房」ほど不思議な臓器はない! ヒトの乳房は大きすぎ? 乳腺は生殖器か?

暖かさと弾力性にあふれ、あのように肌触りのよい乳房――。母乳を吸う乳児にとどまらず、私を含めた成人男性にとっても、まさに神秘的とさえいえる、抑えがたい魅力をたたえた女性の象徴だ。 今回は、この乳房にまつわる不思議を取りあげてみたい。 まず、乳房の機能上の本体である「…続きを読む

女性の「乳房」ほど不思議な臓器はない! ヒトの乳房は大きすぎ? 乳腺は生殖器か?

芦田愛菜さん、日本初の病理医女優を目指す!? 『フラジャイル』のモデルが語るその現状

名門私立中学に入学した子役女優の芦田愛菜さん(12)が先日、テレビ番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)にVTR出演し、将来の夢は「病理医」と答えて話題を呼んだ。 芦田さんは、昨年から芸能活動をセーブして猛勉強。複数の難関校に合格し、この春、首都圏トップクラスの偏差値で知…続きを読む

芦田愛菜さん、日本初の病理医女優を目指す!? 『フラジャイル』のモデルが語るその現状

がん患者は「温泉」に入ってはいけない? 「根拠なき根拠」が32年ぶり改定された経緯

「温泉好きの病理医」である筆者は、全国各地の温泉に入るたびに、まず確認することがある。それは、脱衣所に掲示されている「一般的禁忌症」である。 禁忌症とは、温泉に入ることによって身体に悪い影響をきたす可能性がある病気をさす。具体的には、「①温泉の一般的禁忌症」「②泉質別禁…続きを読む

がん患者は「温泉」に入ってはいけない? 「根拠なき根拠」が32年ぶり改定された経緯

「乳がん」の増加は牛乳・乳製品・牛肉の食べ過ぎ!? エストロゲンの濃度が引き金に

最近、30代から40代の日本人女性に「乳がん」が急増している。乳がんは女性に最も多い悪性腫瘍で、日本人女性の場合、発生のピークは40代。日本人女性の30~40代の死因のトップは乳がんである。 その最大の原因は、欧米型の食生活への変化である。つまり、肉類と乳製品の摂取過多…続きを読む

「乳がん」の増加は牛乳・乳製品・牛肉の食べ過ぎ!? エストロゲンの濃度が引き金に

梅毒は知的能力を高める? 数多くの文学者・芸術家たちを悩ませた梅毒史

日本で20代女性に梅毒が急増している。国立感染症研究所によると、2010年以降梅毒の報告数は増加傾向に転じており、昨年の感染者数は42年ぶりに4000人を超えた。 梅毒は、スピロヘータの1種である「梅毒トレポネーマ」によって発生する感染症だ。その昔、数多の文学者・芸術…続きを読む

梅毒は知的能力を高める? 数多くの文学者・芸術家たちを悩ませた梅毒史

ダニが媒介する「牛肉アレルギー」〜血液型は必ずA型かO型、日本では島根県で多発

糖質制限ダイエットや長寿者が肉食を愛好しているなどの健康情報、はたまた熟成肉ブームもあって、巷では肉食が人気だ。今回は意外な「牛肉アレルギー」について説明しよう。 ウシ、ブタ、ヒツジなどの獣肉には「α-gal」というアレルゲン(糖鎖抗原)が含まれ、この抗原はヒトとサルを…続きを読む

ダニが媒介する「牛肉アレルギー」〜血液型は必ずA型かO型、日本では島根県で多発

実態は<同意しないと進まない> インフォームド・コンセントは「納得した」に変えるべき

「インフォームド・コンセント」や「インフォームド・チョイス」がもっとも進化している乳がん治療の現場では、乳がん告知のあと、生命予後や治療成績、その副作用・後遺症が説明されつつ、いくつかの「治療の選択肢」が提示される。 そして、医師に「来週までに、ご自分で決めてきてくださ…続きを読む

実態は<同意しないと進まない> インフォームド・コンセントは「納得した」に変えるべき

「がん対策基本法」は改正されたが……<ボランティア精神に依存>する本末転倒の「患者支援」

昨年末、がん患者が安心して暮らせる社会を目指す「がん対策基本法」の改正案が成立した。 2006年の「がん対策基本法」が施行されて以来10年、患者や家族らを取り巻く状況は変化してきた。今回の改正案は、さらに現状に対応すべく、がん患者が安心して暮らせる社会環境の整備が狙いだ…続きを読む

「がん対策基本法」は改正されたが……<ボランティア精神に依存>する本末転倒の「患者支援」

「干し柿」は太る! ダイエットの成否は「果糖」と「ブドウ糖」の違いを知ること

近年、世間では「糖質制限ダイエット」なるものが流行している。文字通り「糖質」の摂取量を制限して行うダイエット方法だ。 糖質が含まれる食べ物というとお菓子や果物などを想像しがちだが、ご飯やパン、麺類などの炭水化物にも糖質が含まれている。 そもそも「糖(とう)」とは、…続きを読む

「干し柿」は太る! ダイエットの成否は「果糖」と「ブドウ糖」の違いを知ること

病理医・解剖医が不足している日本! 警察官が見抜けない事件が埋もれる可能性

「異常死」の取扱いが議論されている。 昨年10月から始まった医療事故調査制度に関連し、医師に「異常死」の届け出義務を課した「医師法21条」の見直しが、論点の一つとして浮上している。自民党は、医療死亡事故を、この条文の適用除外とする検討を始め、日本医師会も後押しする。…続きを読む

病理医・解剖医が不足している日本! 警察官が見抜けない事件が埋もれる可能性

不要な手術で乳房がなくなる! なぜ、いまだに“検体の取り違え”は起きるのか?

手術の必要がないのに乳房を切除された――。 病理検体の取り違えは、重大な医療過誤につながる。別人の標本が登録されて、不要な治療や手術を受けたり、その逆が起きたりすることで、患者が不利益を被る。 2015年12月、千葉県がんセンターは、県内に住む30代の早期乳がん患者…続きを読む

不要な手術で乳房がなくなる! なぜ、いまだに“検体の取り違え”は起きるのか?

タチのいいがん、タチの悪いがん~海老蔵さんの妻・麻央さんの乳がんに学ぶ

なぜ、そんなに早くがんが進行してしまったのか――。市川海老蔵さんが行った衝撃的な報告会見に、多くの人がそう思ったのではないだろうか。 先日、妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(33)の病状について、「深刻な乳がん」と発表した海老蔵さん。 会見で述べられたことを整理…続きを読む

タチのいいがん、タチの悪いがん~海老蔵さんの妻・麻央さんの乳がんに学ぶ

【閲覧注意】ヤケドから足を切断! 糖尿病の怖さは合併症にある

もはや国民病といえる糖尿病。年間1万3669人も糖尿病が原因で亡くなっている(厚生労働省『平成26年人口動態統計(確定数)の概況』より)。 糖尿病は全身のあらゆる臓器に合併症が起こる。今回紹介する「糖尿病性神経症」は、ヤケドをきっかけに足の切断に至ったケースだ。糖尿病で…続きを読む

 【閲覧注意】ヤケドから足を切断! 糖尿病の怖さは合併症にある

【閲覧注意】タバコで肺が“まっ黒なボロ雑巾”に~これが「肺気腫」の正体!

5月31日は世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」。喫煙による健康被害を啓発して禁煙を促すことが目的だ。 日本では1992(平成4)年から、5月31日~6月6日が禁煙週間とのこと。だが、なかなか禁煙に踏み切れない、継続しない人は多い。そこで近年、患者数が増加して…続きを読む

 【閲覧注意】タバコで肺が“まっ黒なボロ雑巾”に~これが「肺気腫」の正体!

【閲覧注意】“40代までに100%がん” 家族性大腸ポリポーシス! ~大腸全域がポリープだらけに

40代までに「100%がん化」する病気がある。「家族性大腸腺腫症」(familial adenomatous polyposis:FAP)だ。「家族性大腸ポリポーシス」「家族性腺腫性ポリポーシス」とも呼ばれる。 常染色体優性遺伝性の疾患で、大腸全域に無数(100個以上)…続きを読む

 【閲覧注意】“40代までに100%がん” 家族性大腸ポリポーシス! ~大腸全域がポリープだらけに

【閲覧注意】原因不明の「クローン病」に侵された腸! 国内に4万人以上の患者

クローン病は、口から肛門までのすべての消化管(全長約6m)に慢性肉芽腫性炎症を生じる“原因不明”の疾患だ。 厚生労働省は、クローン病を特定疾患に指定。とりわけ、終末回腸(回腸末端から盲腸にかけての回盲部)が好発部位だが、大腸に発生するクローン病も稀でない。「潰瘍性大腸…続きを読む

【閲覧注意】原因不明の「クローン病」に侵された腸! 国内に4万人以上の患者
若いうちのEDは動脈硬化注意のサイン~不妊の原因の半分は男性である!
インタビュー「目指せフサフサピンピン!男性専門クリニック」第3回・メンズヘルスクリニック東京・小林一広院長

テストステロン(男性ホルモン)の存在に着眼し、AGA(男性型脱毛症)治療、男性皮膚治療、男性更年期、前立腺がんのサポート、男性不妊など、男性の外見や内面の健康に関わる様々な治療を独自の視点から行うメンズヘルスクリニック東京(東京・丸ノ内)の小林一広院長。第3回目は「男性妊活・男性力」について。
第1回AGA治療はコスパが重要~薄毛の悩みを抱える人は1200万人
第2回男性6人に1人が「隠れ更年期障害」! 更年期障害は女性だけの病気じゃない!!

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

日本中毒学会評議員(同学会クリニカルトキシコロジ…

横山隆

大阪市内のクリニック勤務。1987年 産業医科大…

吉田尚弘