連載「“国民病”腰痛の8割以上はなぜ治らないのか」第33回

病院に行かずに腰痛を治す! <遠隔治療>で腰痛を改善する秘訣は?

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腰痛も遠隔治療か可能に(画像は)株式会社バックテックの「ポケットセラピスト」)

 腰痛に悩んでいるが、病院や治療院に行く時間が取れない――。そんな人に紹介したいのが「遠隔医療/サービス」である。

 遠隔医療とは、文字通り「遠隔地でも受診できる」サービス。電話やテレビ電話などで医師に診断してもらえる。

 もちろん、診察だけではなく、薬の処方、支払いも可能。テレビ電話はスマホやパソコンを持っていればできるし、薬は配送で対応し、支払いはクレジットカードで行うことが多い。

 アメリカなどでは、すでに一般的になりつつある。日本では、2015年8月に厚生労働省の通達で実質的に解禁になった(「初診」は行えないなどの制限はある)。

 メリットは、「通院時間、待ち時間の大幅な短縮」「物理的に通うことが難しい僻地でも都心の医師の診察が受けられる」などが挙げられる。一方、デメリットは、「誤診の可能性」「医療機関側の診療報酬の低さ」などが指摘されている。

遠隔医療を使用するためのアプリが続々と……

 遠隔医療サービスが受けられる医療機関を取りまとめてくれて、簡単にアクセスできるサービスがすでに登場している。

 たとえば、株式会社メドレーが運営するスマホ通院アプリ「クリニクス」は、スマホで診察してくれる全国の医療機関と連携しており、簡単な操作で予約から支払いまで自宅にいながら行える(前述のように「初診」は通院が必要)。

 また、株式会社オプティムの「ポケットドクター」というアプリもあり、基本的な性能は前述したクリニクスと同様だが、画面上に赤ペンを入れられる機能や指さし機能などが特徴だ。

 どちらも、基本的には「無料」で使用できる(診察料などは別途かかる)。

三木貴弘(みき・たかひろ)

理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curtin大学に留学。オーストラリアで最新の理学療法を学ぶ。2014年に帰国。現在は、医療機関(札幌市)にて理学療法士として勤務。一般の人に対して、正しい医療知識をわかりやすく伝えるために執筆活動にも力を入れている。お問い合わせ、執筆依頼はcontact.mikitaka@gmail.comまで。

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三木貴弘
睡眠障害治療の新たな幕開け!個人に必要な睡眠の「量」と「質」を決める遺伝子を探せ
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