「吉田尚弘」の記事一覧

吉田尚弘(よしだ・ひさひろ)

神戸市垂水区 名谷病院 内科勤務。1987年 産業医科大学卒業、熊本大学産婦人科に入局、産婦人科専門医取得後、基礎医学研究に転身。京都大学医学研究科助手、岐阜大学医学研究科助教授後、2004年より理化学研究所RCAIチームリーダーとして疾患モデルマウスの開発と解析に取り組む。その成果としての<アトピー性皮膚炎モデルの原因遺伝子の解明>は有名。
その傍らで2012年より生活習慣病と糖質制限について興味を持ち、実践記をブログ「低糖質ダイエットは危険なのか?中年おやじドクターの実践検証結果報告」を公開、ドクターカルピンチョの名前で知られる。2016年4月より内科臨床医。

吉田尚弘

理想的な「糖質」の摂取量は「母乳」に行きつく?日本人の平均値55~60%は摂りすぎ

これまで糖質制限にはさまざまなやり方があることを、ここでも書いてきました。①徹底的に糖質摂取を断つという「釜池式」の断糖食②毎食20g以下を目指す「江部式」スーパー糖質制限③毎食最低でも20gの糖質は摂取し上限を40gにする「山田式」ロカボ では、長く続ける…続きを読む

理想的な「糖質」の摂取量は「母乳」に行きつく?日本人の平均値55~60%は摂りすぎ

妊娠中の安全な糖質制限への取り組み方は人それぞれ!自分のタイプを知る6つのポイント

「長鎖脂肪酸代謝」に必要な酵素にヘテロの遺伝子変異のある方(保因者)が、理論上、日本人の場合は92人に1人かそれ以上いる可能性がある――。 これらのヘテロ変異の方は、厳しい糖質制限が向いていない可能性があります。特に妊娠中は、母親の肝臓への負荷が増えるので向いていない可…続きを読む

妊娠中の安全な糖質制限への取り組み方は人それぞれ!自分のタイプを知る6つのポイント

妊娠中の糖質制限はOKか?妊娠初期に「つわり」がひどい妊婦は厳しい糖質制限はNG

妊娠するとどうして妊娠悪阻(つわり)が起こるのかについての仮説を以前の記事で書きました(参考:『妊娠中に糖質制限して大丈夫?「つわり」のメカニズムと糖質制限の安全性』)。 妊娠に伴って妊婦さんの体は糖質エンジンではなくてケトン体(脂肪酸)エンジンを主に回すようになるので…続きを読む

妊娠中の糖質制限はOKか?妊娠初期に「つわり」がひどい妊婦は厳しい糖質制限はNG

糖質制限すると死ぬかもしれない「脂肪酸代謝異常症」の患者は3万4000人に1人の割合

生活習慣病の多くが精製糖質の過剰摂取で誘導されている――。これは間違いないと私は思っています。ですが「糖質制限なんかしたらダメ! 命の危険があるよ」と主張される医療関係者もいらっしゃいます。 たしかに、糖質制限したら死んでしまうかもしれない体質の人はいらっしゃいます。し…続きを読む

糖質制限すると死ぬかもしれない「脂肪酸代謝異常症」の患者は3万4000人に1人の割合

子供や痩せ型の女性は厳しい糖質制限に注意!筋肉が少ない人は体調を崩すことに?

2型糖尿病に代表される生活習慣病の主な原因が、小麦粉、砂糖、コーンシロップ、そして糖度を高めた果物や白米などの精製糖質の頻回な過剰摂取にあることは明白だと思われます。 生活習慣病を指摘された人が、2週間程度、山田式程度の緩い糖質制限をしてみれば劇的に体調が改善して検査…続きを読む

子供や痩せ型の女性は厳しい糖質制限に注意!筋肉が少ない人は体調を崩すことに?

糖質制限するなら知っておきたい糖質の話 ブドウ糖と砂糖は何が違う?

一般的に、人間がエネルギーに転換し得る炭水化物を「糖質」と呼びます。糖質の中でいちばん小さな基本単位が「単糖」で、「ブドウ糖」「果糖」「ガラクトース」があります。それらが2つ繋がったものが「二糖類」で、「砂糖」「麦芽糖」「乳糖」などです。 これらには確実に「甘味」があり…続きを読む

糖質制限するなら知っておきたい糖質の話 ブドウ糖と砂糖は何が違う?

妊娠中に糖質制限して大丈夫?「つわり」のメカニズムと糖質制限の安全性

妊娠中の糖質制限の安全性について、子供の糖質制限同様に、いろいろと心配される方が多いかと思います。もちろん私は、妊娠中の糖質制限についても基本的には心配していません、人類の歴史から言って高脂肪高たんぱく低糖質食こそが人類本来の食事のはずだからです。 しかし、妊娠中ってい…続きを読む

妊娠中に糖質制限して大丈夫?「つわり」のメカニズムと糖質制限の安全性

子供が「糖質制限」しても安全か?30年で「子供の生活習慣病患者」が世界中で激増

子供の糖質制限に関して、「子供の糖質制限は理論的に何の問題もない」と私は考えます。私に小さな子供がいたとしたら、積極的に「低糖質・高たんぱく・高脂質」の食事を与えます。 しかし、子供の糖質制限を激しく否定される人々がいらっしゃるのもわかっています。「糖尿病の大人ならとも…続きを読む

子供が「糖質制限」しても安全か?30年で「子供の生活習慣病患者」が世界中で激増

2型糖尿病でも糖質をどうしても食べたい人は「食べ順」食事療法でダイエットを

2型糖尿病の人のほとんどは、食生活の習慣が、その原因だと考えられます。三度三度の食事で総カロリーの60%かそれ以上の糖質を食べて、そのたびに「食後高血糖」になってインスリンが追加分泌される。それが繰り返されて――①膵臓が疲弊してインスリン分泌がうまくいかなくなる②イン…続きを読む

2型糖尿病でも糖質をどうしても食べたい人は「食べ順」食事療法でダイエットを

戦後日本で「糖尿病」や「生活習慣病」が増えたのは本当に「食の欧米化」が原因か?

「2型糖尿病や肥満を改善するのには糖質制限すべきだ」と言うと、次のような反論があります。 「日本人は神代の時代から白米を食べて来たのだから、必ずご飯を食べるべきである。日本で糖尿病が増えたのは、第二次大戦後であり、食の欧米化が原因だから、和食に戻すべきである」 さて…続きを読む

戦後日本で「糖尿病」や「生活習慣病」が増えたのは本当に「食の欧米化」が原因か?

寿司に魅せられる日本人の「米食」嗜好のルーツは江戸時代のコメ余りが原因?

糖質制限が普及してきて外食産業もその動きにしっかり乗ってき始めました。 2017年の夏の驚きは、回転ずしチェーンの「くら寿司」が「低糖質にぎり」を販売し始めたことですね。酢飯の代わりに酢大根を使った握り寿司(?)です。「そこまでして寿司が食べたいの?」って思ったのですが…続きを読む

寿司に魅せられる日本人の「米食」嗜好のルーツは江戸時代のコメ余りが原因?

「炭水化物の摂取量の増加が全死亡率を上げる」という臨床研究が「ランセット」誌に掲載

炭水化物(糖質)の摂取過多が、2型糖尿病をはじめとするさまざまな病気の原因であり、糖質摂取を控えるべきということをここでは書いてきました。特に日本糖尿病学会が推奨する60%の糖質摂取+カロリー制限は、食事療法としてはおかしいと私は考えています。 しかし「エビデンスがな」…続きを読む

「炭水化物の摂取量の増加が全死亡率を上げる」という臨床研究が「ランセット」誌に掲載

人間とパンダの食の進化は真逆? 本来は「食べていなかった」ものが主食になった

しばしば耳にする話で、「日本人はずっとおコメを食べて来た農耕民族なんだから、毎日三回ちゃんとご飯を食べないと体を壊します」というのがありますよね。ずっと以前から、そのような主張をする方々が繰り返し現れますが、彼らがその主張の科学的な根拠を示すことはありません。 日本人は…続きを読む

人間とパンダの食の進化は真逆? 本来は「食べていなかった」ものが主食になった

糖質制限に失敗する女性は「隠れ栄養失調」? 鉄分不足でエネルギーが消滅!

糖質制限では、ご飯、パン、麺、芋、スイーツ、清涼飲料水を基本的に食べません。ですが、それらで減った分のカロリーをたんぱく質と脂質で補います、つまり肉、魚、豆腐や乳製品、卵などの摂取量が増えます(もちろん、葉っぱ野菜はしっかり食べてくださいね)。 また、アルコールも糖質を…続きを読む

糖質制限に失敗する女性は「隠れ栄養失調」? 鉄分不足でエネルギーが消滅!

「糖質制限+ビタミンC」は「がん」の新たな治療法となり得るか?

糖質制限をすると血糖値は常に「空腹時血糖」に近いところで安定します。その結果、細胞は「糖質」ではなくて「脂肪酸(ケトン体)」をエネルギーとして効率よく使うようになります。 「ブドウ糖ではなくてケトン体こそが、我々の体の中の細胞がメインエネルギーとして利用していた物質であ…続きを読む

「糖質制限+ビタミンC」は「がん」の新たな治療法となり得るか?

糖質制限で血中のケトン体値アップで生命の危機!? 危険なケトン体値とは?

糖質制限をすると次の2つのことが起こります。①脂肪を燃やして肝臓でアミノ酸からブドウ糖を作るようになる(糖新生)②ブドウ糖ではなくて脂肪酸をエネルギーとして使うようになる だから、体脂肪がどんどん減り、痩せるのでしたね(参考:糖質制限でどんどん「痩せる」のはなぜか…続きを読む

糖質制限で血中のケトン体値アップで生命の危機!? 危険なケトン体値とは?

「糖質制限」では「どのぐらい食べて」いいのか?釜池式・江部式・山田式の違いを徹底解説

「糖質制限」は何人もの医師が紹介し、国内で広めていますが、それぞれに糖質制限のやり方(どのぐらい糖質摂取を抑制すればいいか)が異なります。このため、複数の意見を読んで混乱される人たちもいます。 今回は代表的な3つの糖質制限を比較してみたいと思います。釜池式断糖食、江…続きを読む

「糖質制限」では「どのぐらい食べて」いいのか?釜池式・江部式・山田式の違いを徹底解説
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HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

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竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

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