連載「“国民病”腰痛の8割以上はなぜ治らないのか」第18回

ストレッチで「ぎっくり腰」に! 静的ストレッチで筋肉をゆるめた結果……

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ストレッチが「ぎっくり腰」の原因に(shutterstock.com)

 「筋肉が硬いのでストレッチをしましょう」というアドバイスを受けた人は多いだろう。ストレッチは筋肉を柔らかくする効果があり、確かに有効な場合が多い。だが、それも状況によって変わる。

 今回は、腰痛とストレッチの関係について解説しよう。

静的ストレッチで「ぎっくり腰」の危険性

 ストレッチは2種類に大別することができる。「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」だ。静的ストレッチは反動をつけずにゆっくりと伸長させ、動的ストレッチは時には反動を利用しながらリズミカルに行なう。

 私たちが一般的にイメージする「ストレッチ」は、静的ストレッチを指すことが多い。この静的ストレッチが、時には腰痛、特にぎっくり腰を引き起こしてしまう危険性がある。

 静的ストレッチは筋肉を引き伸ばして筋肉を柔らかくするが、これは筋肉の弾性を失わせてしまうことにもなる。筋肉の弾性が失われた状態とは、ゆるんだバネのように筋肉が伸びきってしまった状態だ。

 つまり、筋肉を収縮させること、力を瞬間的に発揮することが難しい状態でもある。これがぎっくり腰の発生を助長する場合がある。

 ぎっくり腰は、腰部に予期せぬ負担がかかり、その組織(筋肉、靭帯、椎間板など)を痛めてしまうことで生じる。この「予期せぬ」がキーワードとなる。

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