子どもに蔓延? お菓子に似せた「電子タバコ用リキッド」が米国で販売中止に

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
子どもに蔓延する菓子に似た「電子タバコ用リキッド(e-リキッド)」が米国で販売中止にの画像1

菓子に似た包装の「電子タバコ用リキッド(e-リキッド)」

 子どもに人気のあるキャンディーやクッキーなどの菓子製品に似たパッケージで、ニコチンを含有する「電子タバコ用リキッド(e-リキッド)」を販売し、今年(2018年)5月に米食品医薬品局(FDA)から警告を受けていたリキッドの製造企業など計17社が、こうした製品の販売を中止したことが分かった。

 FDAが8月23日に公式サイトで発表した。

子どもをe-リキッド製品から守れ

 FDAは5月に各社に出した警告文で、「ニコチン含有e-リキッドの製品ラベルや広告は虚偽の内容を含んでおり、誤解を招くもので、危険をはらんでいる」と指摘。また、一部の企業は、未成年者に対して違法にこれらの製品を販売していたことも明らかにしている。

 FDA長官のScott Gottlieb氏は「これらの製品を市場から排除することは子どもを守る上で重要なステップだった。子どもはタバコ製品やニコチン含有製品を使用すべきではない、という点に異論のある者はいないだろう。

 こうした製品を販売する企業には、若者を惹きつけるような売り方をしないようにする義務がある」と説明している。

 警告の対象とされた製品には、子ども向けのリンゴジュースに似た紙パックで販売されていた「One Mad Hit Juice Box」や「Unicorn Pop」という製品名のキャンディーに似た容器で販売されていた「Twirly Pop」などが含まれていた。

 Gottlieb氏は「食べたり飲んだりしたことがあるジュースやキャンディーとパッケージが似ていると、子どもはe-リキッド製品が安全で馴染みのあるものだと誤解してしまう。このことは、子どもたちの健康を損なうリスクをもたらす」と警鐘を鳴らす。

 なおFDAは、警告を受けた企業の一部は、今後も包装を変更した上でe-リキッド製品の販売を継続するものと予測しており、引き続き状況を監視する予定だという。

 「われわれは業界に対し、子どもたちに向けてe-リキッド製品の宣伝や販売が行われないようにし、e-リキッド製品を使用させないようにすることに責任を持たせるよう取り組んでいる」とGottlieb氏は話している。

睡眠障害治療の新たな幕開け!個人に必要な睡眠の「量」と「質」を決める遺伝子を探せ
インタビュー「睡眠障害治療の最前線」後編:筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構・佐藤誠教授

前編『『人間の「脳」は7時間程度の睡眠が必要! 本当のショートスリーパーは100人に1人程度!?』』

ひとくちに睡眠障害といっても、さまざまな症状がある。1990年代後半から脳内に眠気を誘う「睡眠物質」を探す研究にスポットライトが当たり、2018年からは睡眠の質と量を決める遺伝子の解析も進められている。今回は睡眠障害について、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の佐藤誠教授に話しを聞いた。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

医療法人社団 三喜会 理事長、鶴巻温泉病院院長。…

鈴木龍太

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫

小笠原記念札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認定クリ…

横山隆