電子タバコを使用する中高生は200万人以上
米国では電子タバコの人気が高まるにつれて、中毒管理センターでは6歳未満の小児におけるe-リキッドの中毒例や他の液状ニコチンへの曝露例に関する通報が増加している。
また、こうした小児患者の救急外来の受診件数も増えていることが、全米中毒データシステムにより明らかになっている。
FDAによると、低年齢の子どもがe-リキッドを触ったり、飲み込んでしまうと痙攣や昏睡、呼吸停止、心停止による死亡など深刻な事態に陥る可能性があるという。
また、2016年には米国で電子タバコなどを使用する中高生の数は200万人を超えており、こうした若者が多い主な理由として、フレーバー付きリキッドが手軽に入手できることが挙げられている。
しかし、若いうちにニコチンを摂取すると脳の発達に悪影響があるだけでなく、後にニコチン中毒になりやすくなるとFDAは説明している。
(文=編集部)