連載第11回 -5歳を実現する、50歳からのエクササイズ

40代で「サルコペニア肥満」の恐怖! 筋肉量が減るとどうなるのか?

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実はエアロバイクより筋トレの優先を……SPOTMATIK/PIXTA(ピクスタ)

 身体を動かす生活習慣がない人や、一日中デスクワークという人は、筋肉量が減りがちです。筋肉が少なくなり、基礎代謝が低下します。

 基礎代謝とは、何もせずにじっとしていても、呼吸や体温調整など生命活動を維持するために消費されるエネルギーのこと。基礎代謝が低くければ消費するエネルギーも小さく、余分な脂肪が蓄積しやすくなります。

 ダイエット中は、体重の増減を気にして一喜一憂する人は少なくありません。ところが、個人差はあるものの、24時間で体重は1~2kg変動することがあります。食事や汗、むくみ、排泄、月経などがその要因です。ですから、「昨日より2kg増えた……」と嘆く必要はありません。

BMI判定だとボディビルダーは「肥満」

 体重の増減は、単に「太っている」「痩せている」を正確に語れません。肥満度の評価として有名な、身長と体重から計算される「BMI(ボディー・マス・インデックス)」があります。

 BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で除した指数。22が標準とされます。肥満の簡便な判定にも用いられ、たいていの場合はBMIと体脂肪率の間に相関が認められます。

 しかし、日本肥満学会の判定基準によると成人は「BMI25以上が肥満」。そのため、脂肪が少なく筋肉量が多いボディビルダーは「肥満」と判定されます。逆に「肥満体型だけど計ってみたらBMIが標準で安心」という人もいます。実は体脂肪が多くて筋肉量が少ない、つまり「隠れ肥満」かもしれないのです。

 特に年齢を重ねると、気づかぬうちに隠れ肥満の可能性はアップします。筋肉量は20代をピークに30歳頃から減少し始めます。筋肉量の減少と筋力の低下は、身体機能の障害や「QOL(生活の質)」の低下をきたし、病気のリスクにつながります。この状態を「サルコペニア」といいます。

「痩せた!」の喜びが「サルコペニア肥満」の前触れ?

五十嵐あゆ子(いがらし・あゆこ)

タイ式ヨガ「ルーシーダットン」マスターコース認定インストラクター。Hot Yoga & Fitness Space Gillで指導。身体運動学を学び、整形外科病院などにも勤務。アスレチックリハ(運動療法)担当トレーナーとして活動、リハビリ、運動指導、医療講演など行う。その後、メディカルフィットネスクラブでフィットネスインストラクターを兼務。現在、株式会社ドリームゲートの専務取締役兼インストラクターとしてフィットネスクラブの運営、ヨガレッスン、パーソナルトレーニング、キッズ~ジュニアの運動指導、健康講座などを行っている。

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五十嵐あゆ子
妊活はシチュエーションを変えることも大事 不妊治療は愛情の確認から
インタビュー「『射精障害』での不妊が増えている」第3回:岡田弘医師(獨協医科大学埼玉医療センター・泌尿器科主任教授)

「非婚化」「晩婚化」と並んで、結婚した夫婦の間でも子どもができなくなっていることが、人口減少の一因であることは論をまたない。獨協医科大学埼玉医療センターの泌尿器科主任教授・岡田弘氏の診察室には、男性が原因で不妊となっている夫婦が数多く訪れる。なかでも近年、急速に増えているのが、挿入はできるけれど、女性の中で射精できない「膣内射精障害」だという。

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