"妊活"している男性が取りたい食品とは? 不妊治療の成功にはこの肉を!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 今回の研究では因果関係は証明していないものの、ベーコンやソーセージなどの加工肉を多く摂取する男性は不妊治療に成功する可能性が低く、鶏肉を多く摂取する男性のほうが成功しやすいことを示唆している。

 しかし、肉の好みだけに注目すべきではないという指摘もある。別の専門家は「健康的な食事の選択は、健康的なライフスタイルと相関している。それで受精率が上昇したのではないか」と述べている。

健康的な生活習慣が左右

 普段から低脂肪・高タンパクでヘルシーとされる鶏肉を選ぶ人と、加工肉を多く食べる人では、生活全般の健康意識に差がありそうだ。それが受精率の違いに結びついたかもしれない、ということだ。

 ご存じのとおり、女性は誕生した時点で卵巣内に卵子のもとになる細胞がすべて存在している。そのため、年齢とともに卵子が老化するのは避けられない。だが、男性は精巣内で毎日、新しい精子を作り続けることができる。そう、精子の質は、健康的な生活習慣によって向上させることができるのだ。

 体外受精に臨むにあたり、精子の状態を良くすることは非常に重要だ。取り組まない手はない。多くのカップルが、望み通り子どもを授かり、出生率を上げていくには、女性だけでなく男性のライフスタイル改善が不可欠なのだ。
(文=編集部)

バナー1b.jpeg
HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子