「夜勤」は寿命を10年以上縮める? 夜勤が招く流産、肥満、がんのリスク

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夜勤はどこまで体に悪い!?

 セブンイレブンの24時間営業問題では、営業時間短縮の実験が3月から直営店10店で開始しされ、その後、4月下旬時点の約100店となり、さらに広がりを見せているという。同社の看板でもある24時間営業が新しい社会情勢に対応せざるを得ない形となっている。

 一方、より健康面のリスクに焦点を絞って「夜勤」や「交代勤務」の改革を再考せざるを得ないような報告が、『Occupational & Environmental Medicine』(3月25日オンライン版)に掲載された。

 ビスペビャー・フレデリクスベー大学病院産業環境医学部(デンマーク)のLuise Moelenberg Begtrup氏らが、自国の公立病院に勤務する女性の医療従事者ら2万2744人(2007~2013年に妊娠した看護師や医師)を対象に実施した観察研究の結果は衝撃的だった。

夜勤が増えるほど流産リスクが増す

 研究の主題は「夜勤と流産の関連」を探るものだったが、対象群の累計妊娠平均週数は19.7週、うち44%は妊娠3~21週の「夜勤」を体験していており、その回数は中央値で9回を示した。

 この研究では、全体の8.5%に相当する1889人が「流産」し、妊娠8週以降で「週2回以上の夜勤」経験者の例では(夜勤をしなかった場合に比べて)翌週の流産リスクが「32%増加する」との解析結果も判明した。

 また、妊娠3~21週では、夜勤が増えるほど流産リスクが増加する傾向も読み取れた。ちなみに欧州諸国の推計では、女性労働者の14%が「月1回以上の夜勤をする」と弾き出されている。夜勤労働者は世界中で700万人を数え、世界労働人口の20%に当たると推計されている。

「今回の解析データは、働く妊婦自身ばかりではなく、彼女らの雇用主や医師ならびに助産婦にも重要な結果を示している。ひいては、各国の労働衛生法にも影響を及ぼしかねない可能性があるだろう」とMoelenberg Begtrup氏は警鐘を鳴らす。

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