切り札は「花粉症逃避トリップ」
花粉症対策の究極は“花粉のない場所に行くこと”であり、「花粉症逃避トリップ」という奥の手もある。
沖縄本島から南西に300km、日本屈指のリゾートアイランド宮古島にある複数のホテルで、スギ花粉が飛散する5月末まで「スギ花粉のない宮古島で過ごすプラン」などを提供している。スギは台風の強風に耐えられず、宮古島では生育しにくいため、植林も行われていない。スギ花粉によるアレルギー疾患の症状が現れないとされている。詳しくはこちら。
株式会社エアトリが、10代~70代の男女799名を対象に実施した「花粉症からの逃避行」に関するアンケート調査(2019年2月7日~2月11日)では、花粉を避けるための「避粉地」として、国内では1位「沖縄」(36.2%)と2位「北海道」(27.5%)が圧倒的な人気となり、海外では1位「ハワイ」(13.1%)、2位「韓国」(12.1%)、3位「タイ」(11.2%)という結果になっている。杉やヒノキの少ない東南アジアを中心に、ビーチリゾートが上位を占める傾向が見える。
さて、花粉症のつらい季節があと1カ月近く続く人も多い。花粉を防御するか、症状を緩和するか、あるいは花粉のない場所に逃避行するか、まだまだ選択肢は残っているようだ。
(文=編集部)