連載「歯科医療の革命~顕微鏡歯科治療」第3回

顕微鏡歯科治療で「歯科医の技術の差」が明らかに!大切なのは「見える治療」と「見せる治療」

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歯科用の顕微鏡で技術の差が明らかに

顕微鏡歯科治療で「歯科医の技術の差」が明らかに!大切なのは「見える治療」と「見せる治療」の画像2

実際の診療風景 患者さんは治療のすべてを見ることができる

 歯科医院に通院する理由は人それぞれですが、よく耳にするのは「家から職場から近いか」「先生やスタッフが優しそう」「きれいな診療所」「痛くなさそう」などです。しかし、多くの歯科医は「僕ら歯科医は技術職、腕の良さを理由に通ってほしいよね」と思っています。

 これまで歯科医の一番の腕の見せどころは「技術」でした。たとえば、細かい虫歯を1mm以下の小さい器具と取る作業だったりしたので、治療を受けている患者さんはもちろん、アシストの歯科衛生士でさえ、その様子を見ることができませんでした。

 これも顕微鏡を使うことで、アシスタントはTVモニターに映し出される映像を見ることができますし、患者さんもゴーグル型モニターか録画した映像で確認すことができるようになりました。

 今後、歯科用の顕微鏡が広く普及し、多くの歯科医が治療に取り入れると、そこから歯科医の技術の差が見えてくるはずです。本当の意味で、歯科医の腕の良さが評価できる時代が来ると、私は確信しています。
(文=山口義徳/山口歯科クリニック院長)


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山口義徳(やまぐち・よしのり)
CT&マイクロ治療センター山口歯科クリニック院長。1992年、日本大学松戸歯学部卒業。97年4月、恵比寿に山口歯科クリニック開設。2010年、恵比寿にて移転し、保険外診療所としてオープン。所属学会は、日本顕微鏡歯科学会(認定医)、日本抗加齢医学会(認定医)、日本口腔インプンラント学会(会員)、日本歯内療法学会(会員)、日本顎咬合学会(会員)。

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