病理解剖後の臓器標本が産業廃棄物に?
数カ月前、通勤の電車の中で気になる記事を目にした。病理解剖後の臓器標本などの取扱いについての記事で、そこでは病理標本の処分を産業廃棄物で処分していると報じていた。
筆者は、病理学教室にも法医学教室にも所属したことがないが、病理解剖を終えた臓器や法医解剖され保管された標本も、最終的には、系統解剖の様な標本火葬的な形で火葬されると信じている。
しかし、標本と言っても、ガラスのプレパラート等に張り付けられた物が、どの様な形で最期を迎えるのかは、私は知らない…。そのタブロイド新聞の記事では、産業廃棄物として処分となっていたが、医原性廃棄物といわれる物の処分や管理は厳しく管理されているので、法令順守されていると信じたい。