栗原類さんが「注意欠陥障害」を克服できた理由~大人も苦しめられる「発達障害」

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注意欠陥障害に苦しんだ経験を告白した栗原類さん『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』

 去年10月、モデルの栗原類さんは、発達障害のひとつであるADD(注意欠陥障害)に苦しんだ経験を告白した『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』(KADOKAWA)を出版。3か月で15万部を突破する異例のヒットになっている。

栗原類さんがADD(注意欠陥障害)を克服できた理由は?

 イギリス人の父と日本人の母を持つ栗原類さんは、1994年生まれ。8歳の時、ニューヨークで発達障害と診断される。中学時代にメンズノンノなどのファッション誌にデビューし、19歳でパリコレにも華々しくデビューを果す。モデル・タレント・役者としてテレビ・ラジオ・舞台などで活躍中だ。そして2015年、自分がADDであることをテレビの情報番組で告白していた。

 栗原さんは、著書の中でなぜ自分の才能を生かす場所を見つけて輝けたのかを実直に語っている。その理由として、同じ障害がありながら自分を信じて導いてくれた母の温かな眼差しと愛情、アメリカの発達障害を受け入れるおおらかな生活環境、主治医からの真摯な励ましやアドバイス、自信を持たせてくれた英語とフランクな友人たちの支え、他人に愛されようと決めた強い決断と覚悟などを挙げている。

 ADDに伴う苦しい衝動性を抑えながら、苦手な対人コミュニケーションの壁を克服した栗原さん。そのひた向きな努力が、モデル・タレント・役者としての成功を手繰り寄せる大きなモチベーションになった。発達障害に悩む人なら、逆境に立ち向かった栗原さんの勇気や、夢を諦めない強かさに触発されるだろう。

エジソン、ディズニー、アインシュタイン、山下清、坂本竜馬……発達障害とは何か?

 栗原さんが苦悩し克服した発達障害――。歴史をひも解けば、多くの偉人や著名人が名を連ねる。トーマス・エジソン、ジョン・F・ケネディ、ウォルト・ディズニー、アルバート・アインシュタイン、パブロ・ピカソ、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、スティーブン・スピルバーグ、トム・クルーズ、山下清、坂本竜馬……。

 では、発達障害とは何か? 言語、移動、学習、セルフヘルプ、自立生活などの領域で、子どもが期待される発達段階に達しないために、肉体的な機能不全や精神的なハンディをもつ慢性的障害の総称、それが発達障害だ。

 厚労省は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害としているが、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は、問診や遺伝子検査などによって子どもの発育期に発見され、生涯を通じて続く障害と定義している。障害の程度は、発達年齢と実年齢との相違を表すDQ (developmental quotient)スコアによって判定される。

「責任能力なし」の精神障害者が再び他害行為~治療によって退院3年後で1.8%に
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第1回「精神鑑定「責任能力なし」~重大な他害行為を行った精神障害者の治療病棟では……」
第2回「「責任能力なし」の精神障害者が再び他害行為~治療によって退院3年後で1.8%に」
重大な事件を犯しても「責任能力を問えない」と判断された精神障害者は、その後どのような処遇を受けているのだろうか? 他害行為を行なった精神障害者の治療を行うための医療観察法病棟が設けられている、国立精神・神経医療研究センター第2精神診療部長の平林直次医師に、あまり知られてない治療の実情について訊いた。

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