“飲む日焼け止め”の売れ行き好調! まったく新しい紫外線対策は本当に根拠ありか?

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塗る日焼け止めは過去のものに!?(shutterstock.com)

 日焼けが気になる季節。最近話題になっているのが「飲む日焼け止め」だ。
欧米ではすでに一般的に知られていたが、昨年から日本でも数種類が発売され注目を集めている。

 日焼けを防ぐ成分は製品によって異なるが、大きく2つの系統に大きく分けられる。
★「ニュートロックスサン」(地中海産のシトラス果実とローズマリーの葉由来の天然ポリフェノール)
★「ファーンブロック」(中央アメリカに生息するシダ植物に含まれる成分。古来より中央アメリカとヨーロッパで、皮膚治療薬として使われてきた)

 最近紹介されることの多い「ヘリオケア」の主成分もファーンブロックだ。

 どちらもの成分も、紫外線の強い地域に原産する植物由来で抗酸化作用に優れ、皮膚の中の活性酸素を除去することによって日光への抵抗力を強化するというもの。10年以上の年月をかけて開発され、臨床試験で有効性と安全性が確認されている。

 敏感肌でも使える、塗り忘れや塗りむらを気にしなくていい、といったメリットのほか、従来の塗るタイプの日焼け止めでは行き届きにくかった紫外線A波(UVA)に対するケアができることが大きな特徴となっている。

シワやたるみの原因になるUVAから肌を守る

 人体に影響を与える紫外線には、波長が長いA波(UVA)と波長が短いB波(UVB)があり、波長が短いほど生物に対する影響が強いが、波長が長いほど皮膚の深くに入りこむという性質がある。

 UVAは太陽から届く紫外線の約9割を占めており、肌の奥の真皮にまで侵入し、コラーゲンやエラスチンを破壊してハリや弾力を失わせて光老化を引き起こす。また、UVBは肌表面に活性酸素を作りだし、赤い炎症を引き起こしたり、メラニンを活性化させてシミやソバカスの原因となる。

 塗るタイプの日焼け止めは、このUVAとUVBを吸収もしくは散乱させることによって遮断し、肌を保護しようというものであり、指標となっているSPF(Sun Protection Factor)はUVBを抑える効果、PA(Protection Grade of UVA)はUVAを抑える効果を示している。改良を重ね、さまざまな良い製品が開発されてはいるが、特にUVAについては、ガラスも通過し、また年中ほぼ変動なく降り注ぐといった性質をもつことから、こまめに塗り直すなどの対策をしないと遮断するのが難しいと言われてきた。

 飲むタイプの日焼け止めを摂取することでUVA対策ができるのであれば、これは大きなメリットとなる。また、内服によって作用するので、目や髪など、日焼け止めを塗ることができなかった部分のケアができることもありがたい。

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