連載第4回 これから起きる“内部被ばく”の真実を覆う、放射能の「安心神話」

内部被ばく線量を隠す理由とは? ICRPでも内部被ばく委員会が廃止に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

全身化換算のトリックとは

 そして内部被ばくについても、外部被ばくと同様に身体の臓器に均一に吸収されると仮定して計算されているのです。しかし、内部被ばくの影響は、それでは正確にとらえられません。アルファ線は体内では40ミクロン程度しか飛びませんし、ベータ線も周囲数ミリの細胞にしか当たりません。

 ですから実際に放射線が当たるのは、アルファ線やベータ線を出す物質の周辺の何層かの細胞であり、アルファ線やベータ線による内部被ばくの場合は、1キログラムの塊に放射線は届くことはないのです。

 正確には、実際に当たっている細胞集団の線量を計算すべきなのですが、全身化換算して表現するために、内部被ばくの線量は極めて低い値となります。

 たとえて言えば、目薬を口から2~3滴投与した投与量を全身化換算しているようなものです。目薬は目に点すから効果や副作用があるわけですが、それを口から2~3滴飲んでも全身的にみればまったく影響ない量であることはおわかりでしょう。

 線量が同じであれば、外部被ばくも内部被ばくも影響は同等と考えると取り決められているので、内部被ばくは極少化された線量となるため、問題とならないとされてしまうのです。こんな計算上のトリックがなされています。ICRPの考え方は、吸収線量が同じであれば、総損傷数は同じと考え、発がんリスクも同じと考えています。

HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子