連載「更年期をのりこえよう!」第14回

「立つ」「歩く」など運動機能の維持が「健康寿命」を延ばす

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頻度が高く、かつ深刻な大腿骨頸部骨折に注意を!

 特に女性は、更年期に差しかかり、卵巣から分泌される女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、骨密度が減少して骨がもろくなり、骨粗鬆症になりやすい。エストロゲンには骨の吸収を抑えて形成を促す作用があり、骨の健康を守っているからだ。

 このため、エストロゲンという強力な後ろ盾がなくなる閉経以降の女性は、「ロコモ」のリスクが増していく。ちょっと転倒したり、予期せぬ負荷がかかっただけで、背骨(脊椎)や手首(橈骨遠位端)、腕の付け根(上腕骨)、足の付け根(大腿骨)などを骨折しやすくなるのだ。

 なかでも頻度が高く、かつ深刻なのが大腿骨頸部骨折である。ここを骨折すると立てなくなり、寝たきりとなるからだ。いったん寝たきりになると、その後の生活の質(Quality of life=QOL)が著しく低下して、自立した生活が困難となり、要支援・要介護に至る。超高齢化社会において「健康寿命」を延ばしていくためにも、骨粗鬆症は決して軽視してはならないのである。

 しかし、過度の心配は無用だ。骨粗鬆症は心がけ次第で十分に予防ができ、発症してもリカバリーが可能だからだ。日頃から食事と運動に気を配ってみよう。骨粗鬆症は更年期の「障害」ではなく、日々の努力次第で予防も改善も可能な「生活習慣病」として捉えるべき疾患なのである。

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