連載「更年期をのりこえよう!」第13回

更年期の骨粗鬆症は食事と運動でここまで予防できる!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

40代からはじめたいウエイトベアリング運動

 骨粗鬆症は運動によっても予防が可能である。運動はカルシウムの骨への沈着や、骨芽細胞の活性化に関係しており、日頃から定期的に運動をしている人は、更年期以降も骨粗鬆症になりにくい。

 宇宙飛行士の骨密度が宇宙にいる間に減少することはよく知られている。数日間の宇宙飛行から地球に戻ってきた宇宙飛行士が、しばらくの間、歩けないというのは本当の話である。「使わない器官や臓器は廃れる」という言葉があるが、骨も同様だ。無重力の環境では、自分自身を支える必要がないため、骨密度が減少してしまうのである。

 骨に適度な負荷をかける「ウエイトベアリング運動」は、骨粗鬆症の予防に最適だ。負荷をかけるといっても、いきなり重いバーベルを持ち上げる必要はない。ウォーキングやランニング、跳躍といった簡単にできることから始めてみよう。地道なウエイトベアリング運動は骨を鍛え、骨密度を増加させる。1日50回の跳躍を行なうだけで、大腿骨の密度が高くなったという報告もある。

 ウエイトベアリング運動は40代から意識して始めよう。運動によって基礎代謝が上がれば、体重もコントロールしやすくなる。肥満の女性は自らの体重を支えることができずに膝関節を痛めたり、関節全体の骨が変形する変形性膝関節症になりやすい。

 骨粗鬆症が進行すると、背骨(脊椎)が変形したり、圧迫骨折をおこして背中や腰が曲がり、身長まで低くなってしまう。65歳以上の女性の約半数が骨粗鬆症であるといわれており、骨粗鬆症の予防は一生の問題として、若い頃から取り組む必要がある。


連載「更年期をのりこえよう!」バックナンバー

HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子