まさかオレが更年期障害? 中高年男性の体調不良は"LOH症候群"かも?!

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shutterstock_121464874-2.jpgこみ上げてくるイライラは更年期障害の症状かもしれないshutterstock.com

 「最近、仕事に集中できなくなった」「よく眠れない」「なにをやっても上手く行かない気がする」......。

 こんな中高年男性はいないだろうか。そのうえED(勃起不全、勃起障害)気味ときたら、一度はLOH(ロー)症候群=男性更年期障害を疑ってみるといい。

 LOHは「Late Onset Hypogonadism syndrome(加齢男性性腺機能低下症)」の頭文字をとったもの。つまり、男性ホルモン・テストステロンの分泌が低下して起こる心身の不調をいう。長年受け続けてきた仕事のストレスが原因で、男性ホルモンの分泌を阻害し、自律神経を狂わせることもある。

 女性の場合、閉経を迎え女性ホルモン・エストロゲンの分泌が一気に低下するため、体と心にさまざまな不定愁訴を引き起こす。これが更年期障害だ。男性も同じように、男性ホルモン・テストステロンの分泌が低下することによって不調を来す。

 ただし、閉経の前後5〜10年と言われる女性の更年期障害と違い、LOH症候群は40歳以降、50代、60代、なかには70代になってから発症する可能性がある。女性の更年期がエストロゲンの分泌がガクッと下がることが原因であるのに対し、テストステロンの分泌は40代からゆるやかに落ちて行くからだ。だから、女性の更年期と同じ年代ではないから更年期障害であるはずはないと考えるのは違っている。

多岐にわたるLOH症候群の症状

 

 LOH症候群の症状は、大きく3つに分けられる。

身体症状:テストステロンは筋肉や骨を強くする作用があるため、分泌量が減ると筋力の低下、疲労感などが起こる。さらに発汗、ほてり、睡眠障害、めまいなど。

精神・心理的症状:ひどく落ち込んだり、不安になったり、イライラする、眠れないなど。記憶力・集中力の低下も。

性機能障害:性欲の低下、ED(勃起障害)、「朝立ち」がなくなるなど。

 EDならともかく、うつ傾向や睡眠障害、疲労感、めまいといった症状は、とかく男性ホルモンの減少と結びつけにくいもの。「年だから」などと体の不調を放置することはよくある話だ。

 症状がひどくなると、単体の病気を疑い見当違いのクリニックを受診したりすることもある。しかし、それでも原因が突き止められることはあまりないので、今日は内科、来週はメンタルクリニックなどと、見当違いの医療機関をはしごするドクターショッピングに陥ってしまうことが少なくない。

 本人よりも家族や同僚が異変に先に気づくこともある。「急に怒るようになった」「休日なのに1日じゅうごろごろしている」「笑わなくなった」など。もしそう指摘されたら、男性更年期専門外来、泌尿器科がある医療機関を受診することをおすすめする。治療は、テストステロンを補充する注射や薬、漢方薬による症状の緩和、サプリメントなど、さまざまな組み合わせで改善に向かわせる。症状が重くなり、仕事ができなくなる前に手を打ちたい。
(文=編集部)

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