「こたつで寝る」と突然死する?脳梗塞や心筋梗塞のリスクを上げる可能性

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こたつ寝は至福のひとときだが…… HDK/PIXTA(ピクスタ)

 冬は炬燵(こたつ)に入ってのんびりテレビを観て、鍋をつつきながらちょいと一杯。そのうち、まぶたが重くなり、いつの間にかウトウト……。「こたつ寝」は、日本人に生まれてよかったと思える至福のひととき。ひとり暮らしのみならず、何度も家族に「寝床へ行きなさい!」と注意されても、ついこたつで夜を明かしてしまう。そんな魔力があるものだ。

 しかし。先日12月16日にTwitter投稿された注意喚起のツイートが、全国の「炬燵寝愛好家」を戦慄させている。

 このツイートに対しては「え、まじで?」「こたつで寝るのだめなの?」という驚きに加えて「父も脳梗塞で倒れる前に、毎晩晩酌してこたつで寝ていた」という体験リプライも寄せられ、12月21日現在で6万5000件以上のリツイートと、2万4000件以上の「いいね」を集めて大反響を呼んでいるのだ。

一晩で血液がドロドロの状態に

 昔から「こたつで寝ると風邪をひく」とよく言われる。しかし、実際は風邪どころでは済まない健康上のリスクが「こたつ寝」にはあるのだ。「ずっとこたつで寝ていたけど何も起きなかった」というなら、それはたまたま、あなたが若く健康で、少しばかり幸運なだけだったからかもしれない。

 最も危ないのが、こたつの熱で起きる脱水症状だ。人は気温の低い冬であっても、就寝中に一晩でコップ1杯以上の水分を気付かないうちに皮膚や呼吸器から排出している。この不感蒸泄(ふかんじょうせつ)による水分の喪失は、体温が1℃上がるごとに15%増え、さらに気温が30℃から1℃上がるごとに15~20%増えるといわれている。

 一方、こたつ内部の温度は低めの設定で40℃近く、高く設定すると60℃を超えることもある。つまり暖かいこたつに入ったまま寝てしまうと、不感蒸泄による水分の排出量が激増。さらに暑さで寝汗までかいて追い打ちをかけると、ただでも乾きやすい就寝中の体は、簡単に脱水状態に陥ってしまう。

 脱水症状は倦怠感や頭痛を引き起こすだけでなく、血管内の脱水によって血液の粘度が上がってドロドロになり、血栓ができやすくなる危険性もある。もともと高血圧気味の人や動脈硬化の傾向がある人は、血管が詰まることで脳梗塞心筋梗塞など、死に至る病気を引き起こしかねない。いわゆる突然死は就寝中に起きることが多いが、こたつ寝はそのリスクを上げてしまうと言ってもいい。

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