連載「更年期をのりこえよう!」第9回

パニック障害の3大症状「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」とは?

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 パニック障害の診断は、繰り返すパニック発作と予期不安があるのに、原因となる身体疾患がないことが決め手となる。よって、まず身体疾患を除外するために血液検査、心電図検査などの内科的な諸検査を行ない、心臓血管系の疾患や呼吸器疾患、内分泌疾患などの可能性を除外する必要がある。パニック発作と似た症状をおこす病気としては、過換気症候群、甲状腺機能亢進症、てんかんなどがあるので、これらの病気との鑑別は必須である。パニック障害と診断されたら、受診すべきは心療内科である。 
 
 パニック障害の治療法には、薬物療法と認知行動療法がある。薬物療法は、抗不安薬や抗うつ薬を使ってパニック発作がおこらなくなるまで治療を行なう。認知行動療法とは、誤った行動習慣を修正して、正しい行動習慣を身につけさせる治療法である。薬物療法の効果が現われて不安感が軽快した段階で、少しずつ外出したり、乗り物に乗ったりして日常生活に慣らしていき、少々の動悸を、「発作の前触れではないか」などとネガティブに解釈(認知)する思考法を直していく。この段階では、外出に付き添うなど、家族のサポートが治癒に向けた大きな力となる。

 「パニック障害」は更年期に発症することが非常に多い病気である。くれぐれも「引きこもり」だの「なまけ病」などと誤解しないでいただきたい。治療には長い年月がかかるため、家族がこの病気のことを理解して、しっかりと支えてあげることが大切だ。

<編集部から>
タレントの大場久美子さんや円広志さんなどもパニック障害で苦しみ、自らの克服にいたる体験談を語っている。『大場久美子も円広志も"生き方の見直し"でパニック障害を克服した』

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