冬は楽して痩せられるシーズン!? 運動しなくても「寒さ」が基礎代謝をアップする

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 ここまで計算通りにはいかないかもしれないが、同じ努力なら成果が目に見えるほうが、やる気も持続するはず。その意味でも、痩せにくい身体になっている夏より、冬にダイエットを始めたほうが合理的というものだろう。

 以下に、冬のダイエットを成功させるコツを紹介しよう。

①体を中から温める
 体温が1℃上昇すると、基礎代謝は13〜15%アップするといわれる。基礎代謝をいかに維持するかが、冬に痩せやすい体づくりのポイントだ。冷たい飲み物は極力避け、温かい飲み物を選ぶ。大根、れんこん、ごぼう、里芋などの季節の根菜類には体を温める作用があり、食物繊維も豊富なので積極的に摂りたい。しょうが、にんにく、唐辛子は、冷えを改善し、エネルギー代謝を高めてくれる。

③3食きちんと食べる
 通年で言えることだが、冬は特に大切だ。人は食事によってもエネルギーを消費するため、食事を摂ると体温が上昇する「食事誘発性熱産生(DIT)」が起き、しばらくの間は安静状態でも代謝量が上がるから、ダイエット効果がアップする。とりわけ1日の始めの朝食は抜かないようにしたい。

③極端に暖かすぎる部屋は良くない
 体の冷えは代謝のアップを妨げるものだが、暖房による部屋の暖め過ぎも、エネルギー消費を妨げてしまうので注意が必要。暖房の温度設定は20℃前後にとどめ、寒さを感じたら服を着込んで対応。冷えやすい首や腰、足元はショールやブランケットで保温に努めよう。

④寒いときこそ歩こう
 「エスカレーターではなく階段を使う」「電車では座らない」「ひと駅手前で降りて歩く」という小さな習慣を重ねるだけで、確実にエネルギー消費につながる。猛暑の夏よりも、冬の冷たい空気の中を、息を弾ませて歩くのは気持ちのいいもの。基礎代謝の高まっている冬こそ、こまめに体を動かして痩せ効果をアップしたい。

ハイカロリーなおせちはこれ!

 冬ダイエットの最も高いハードルが「お正月」だ。特におせち料理は保存がきくよう塩分や糖分が多い。つい食べ過ぎて、糖質過多、カロリーオーバーになりがちだ。そこで、おせちメニューのエネルギーの目安をご紹介。今まで無意識に食べていた人は、ぜひ頭に入れてダイエットの参考にして欲しい。

●煮しめ(1人前)------------------------300kcal (歩行69分)
●ぶりの照焼き(1人前)------------------211 kcal (歩行49分)
●栗きんとん(栗2粒分=約80g)-----------170 kcal(歩行39分)
●牛肉ごぼう巻き(1人前)----------------153 kcal (歩行35分)
●伊達巻き(1切れ)-----------------------65Kcal(歩行15分)
●黒豆(1人前=約20g)--------------------57kcal(歩行13分)
●昆布巻き(1切れ)-----------------------44 kcal(歩行10分)
●酢れんこん(約100g)--------------------40 kcal(歩行9分)
●紅白なます(1盛り)---------------------30 Kcal(歩行7分)
●田作り(1盛り)-------------------------29 kcal(歩行7分)
●海老の照焼き(1尾)---------------------29 kcal(歩行7分)
●酢ハス(1盛)---------------------------23 kcal(歩行5分)
●菊花かぶら(1個)-----------------------22 kcal(歩行5分)
●かまぼこ(1切れ)-----------------------20kcal(歩行5分)
●かずのこ(1切れ)-----------------------16 kcal(歩行4分)
●雑煮(切り餅2個入り)------------------350 kcal(歩行80分)
※エネルギーを消費できる歩行時間=体重50㎏の人が平地を普通の速さで23分歩く=100 kcal消費として換算。

 野菜中心の煮しめは本来ヘルシーメニューだが、おせちの場合は保存性重視で砂糖が多いため、糖質が多くてカロリーも高い。一方、なますなどの酢の物やかまぼこは比較的ローカロリーだ。雑煮は地方によって具材が違うが、エネルギーの大部分は餅(2個で240 kcal)だ。おまけに餅は糖質のかたまりだ。餅を減らして具材を多めに摂ろう。

 一番避けたいのが、寝正月。暖かい部屋でテレビを見ながらダラダラ飲んだり食ったりして過ごしたいのはやまやまだろうが、デブを加速するだけだ。できるだけ初詣や初売りなどに出かけて活動的に過ごし、ときには野菜たっぷりの鍋料理を挟むなどして、正月太りを回避しよう。
(文=編集部)

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