しかし2015年1月、デンマークのコペンハーゲン大学病院が新たな見解を示した。5万人以上の中高年に対して調査を行った結果、アルコール性肝臓病を予防するためには、休肝日を「週3~5日」は設けるのが効果的と判明した。
50~64歳の男女5万5917人のデータを解析したところ、ほとんど毎日飲酒する人は週に2~4回飲む人と比べて、アルコール性肝臓病の発症率が3.7倍にも上昇したという。そこから、飲酒は「週に2~4日」程度、つまり休肝日を「3~5日」ほど設けるのが、よりリスクを下げるということが導き出された。
もちろん、“休肝”しても飲酒日に深酒すれば、当然リスクは高まる。
一体、休肝日はどのくらい設ければいいのか? さまざまな見解があって戸惑いそうだが、今後はアルコール性肝臓病を回避するために、週に3~5日を飲酒しないように確保していくべきだ。
(文=編集部)