シリーズ「恐ろしい飲酒習慣」最終回

忘年会・新年会で守りたい「飲酒ルール10カ条」〜ゆっくりゆったり酒を愉しもう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
inshyu011.jpg

お酒は楽しく飲もう!(shutterstock.com)

 適量を守り、休肝日を作る。食生活に注意し、適度な運動をする。ストレスをため込まず、睡眠や休養を十分とる。古今東西・老若男女を問わず、不変のゴールデンルールだ。

 とりわけ、年末・年始の新年会・忘年会シーズン、飲み会、宴会、パーティ、女子会で酒を嗜む機会が増える。「飲酒ルール10カ条」を噛みしめ、思い出しながら、酒を楽しんでほしい。

①談笑しながら楽しく!
 笑う角には福来る! 笑いは元気の素、ノミュニケーションの潤滑油! 笑えば神経ペプチドという免疫機能活性化ホルモンや快感を感じるβエンドルフィンがドッと出るので、身体に活力がみなぎり、免疫力がアップする。緊張がほぐれ、人間関係も潤う。笑い上戸で酒をゆったりと愉しもう!

②食べながら、適量をゆっくりと!
 酒の適量、その塩梅は実にむずかしい。酒飲みの数だけ、グラスの数だけ、適量があるからだ。だが、過剰なアルコールは体に毒。空きっ腹で飲んだり、度を越せば、二日酔いのリスクが高まる。自分の適量、その日のコンディションとよ〜く相談して酒席を温める。それがスマートな酒のルール。

③強い酒は、水・湯・炭酸・お茶・ジュースなどで割って!
 焼酎、ウイスキー、ブランデー、ジン、ウオッカなど、アルコール度数の高い酒は、薄めて飲む。水割り、お湯割、炭酸割り、ウーロン茶割り、トマトジュース割り、カクテル。水分補給しながら飲むと、肝臓のアルコールの分解が助けられ、血中アルコール濃度が低く抑えられるので、悪酔いや二日酔いが防げる。しかも、酒を長く心地よく楽しめる。

④週2日の休肝日を!
 酒を飲むと、肝臓に中性脂肪が蓄積され、胃腸の粘膜も荒れる。宴会の続く年末・年始は、臓器の働きをリカバーするために、週に2日程度の休肝日をとりたい。「週5日飲む・2日休む」サイクルよりも、「2~3日飲む・1日休む」サイクルがベター。休肝日は、アルコール依存症を遠ざける。

⑤イッキ飲みは絶対にやめよう!
 大量の酒をイッキ飲みすると、血中アルコール濃度が急上昇し、ほろ酔いも酩酊もスルーして、泥酔、昏睡にまで直行、生命を維持する延髄が麻痺すれば、急性アルコール中毒を起こす。呼吸や心臓が停止すれば、死に至る。血中アルコール濃度が0.42%を越すと、死亡するリスクが強まるからだ。血中アルコール濃度0.42%は、どれくらいの飲酒量か? 体重60kgの人なら42kgが体内の水分だから、42000cc×0.0042=176cc。つまり、176ccの酒をイッキ飲みすれば、死亡する計算になる。イッキ飲みは、絶対に禁止だ!

がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 費用は卵巣摘出に約60万円、保管は年間10万円
インタビュー「がんでも妊娠をあきらめない・卵巣凍結」後編・京野廣一医師

がん患者への抗がん剤による化学療法は妊孕性(妊娠のしやすさ)を低下させる。がんにより妊娠が難しくなる患者を支援するため、2016年4月に「医療法人社団レディースクリニック京野」が、治療前に卵巣を凍結して保存しておく「HOPE(日本卵巣組織凍結保存センター)」を設立すると発表した――。医療法人社団レディースクリニック京野理事長の京野廣一医師に卵巣凍結の仕組みについて訊いた。
前編『「がん」になっても妊娠・出産をあきらめたくない女性のための「卵巣凍結」とは?』

大阪市内のクリニック勤務。1987年 産業医科大…

吉田尚弘

小笠原クリニック札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認…

横山隆

シカゴ大学医学部内科・外科教授兼個別化医療センタ…

中村祐輔