子どもは親の目の届かない"危険な遊び"で成長する~自由な遊びが身体活動量を増やす

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
asobi.jpg

子どもは親の見ていないところで成長する

 いよいよ夏本番。子どもたちにとっては楽しい夏休み目前だ。ところが、核家族化が進む現代、働く親にとっては、子どもの留守番に頭を悩ませる時期でもある。

 大人たちが「自分が子どもの頃は、近所の空き地で一日中遊んだ......」と昔語りをしても、現代事情とは異なる。「暗くなったら帰ってきなさい」という時代ではないのだ。

 「お金は持たない」「保護者のいない家にはあがらない」「誰とどこで何をして何時までには帰る」などが約束されたり、校則で決まっていたり。さらに邪魔したお宅に負担をかけないように水筒やおやつを持参させ、子ども専用携帯をぶら下げて、GPSで居場所を親がチェックする......。子どもを危険から遠ざけるための手段は重装備だ。

「危険」な遊びはスポーツよりケガをする率が低い!?

 先頃、「子どもにとって、親の監視のない状況で遊ぶことは身体的にも社会的にも有益である」ことが、新たな研究で明らかにされた。米ブリティッシュ・コロンビア大学助教授のMariana Brussoni氏率いる研究グループは、木登りや近所の探検など、「危険」を伴う遊びが子どもの発達に有益であり、身体活動量も増加させることを示した。

 『International Journal of Environmental Research and Public Health』(オンライン版)に掲載された今回のレビューでは、8カ国で計5万人の子ども(7~15歳)を対象に、さまざまな「危険な」遊びについて検討した21件の論文に着目した。

 全体として、自由な遊びが子どもに特定の危険をもたらすことはなく、ある研究では、治療を要するケガをするリスクは、スポーツよりも「自由遊び」の方が低いことが判明したという。さらに、今回のレビューによれば、子どもたちは保護者の監視を伴わない状況で、互いに折り合いをつけながらうまく付き合い、独自のルールを作る方法を学んでいくというのだ。

自分で危険を回避・調節・判断できる子どもに

がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 費用は卵巣摘出に約60万円、保管は年間10万円
インタビュー「がんでも妊娠をあきらめない・卵巣凍結」後編・京野廣一医師

がん患者への抗がん剤による化学療法は妊孕性(妊娠のしやすさ)を低下させる。がんにより妊娠が難しくなる患者を支援するため、2016年4月に「医療法人社団レディースクリニック京野」が、治療前に卵巣を凍結して保存しておく「HOPE(日本卵巣組織凍結保存センター)」を設立すると発表した――。医療法人社団レディースクリニック京野理事長の京野廣一医師に卵巣凍結の仕組みについて訊いた。
前編『「がん」になっても妊娠・出産をあきらめたくない女性のための「卵巣凍結」とは?』

2017年4月より、はるひ呼吸器病院(愛知県)病…

堤寛

理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curti…

三木貴弘

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真