不眠症患者に推奨している医師も
Shechter氏は「就寝前にブルーライトを浴びないようにするのが最良の選択肢。それでもデジタル機器を使用し続けたいのであれば、こうした何らかの方法でブルーライトをカットすることが望ましい」と説明する。
そして「ブルーライトカット眼鏡は安い物であれば5~10ドル(約550~1100円)程度で入手でき、気軽に取り入れることができる対策のひとつだ」と話す。
さらにスマホにはブルーライトを減らす機能を備えた機種もあり、こうした機能を活用することも「不眠症の症状を軽減するもう一つの方法となりうる」としている。
今回の調査には関与していないアメリカ睡眠医学アカデミーのRaman Malhotra氏は、今後より大規模かつ長期間の調査が必要としながらも「一部の医師はすでに不眠症の患者に就寝前にアンバー系レンズ眼鏡の着用を推奨しており、これにより失うものはない」とコメントしている。
今のところブルーライトカット眼鏡が、寝る前スマホの悪い影響を少ないコストとリスクで軽減できることは確かなようだ。日本でもこの眼鏡は割と安価で手に入る。
スマホの使用時間が長めで「最近寝付きが悪い」「途中で目覚める」とお悩みの方は、ぜひ就寝前2時間の着用を試してみてはいかがだろうか。
(文=編集部)