ドラマ『コード・ブルー』の現実は……ネックはドクターヘリ1機で年間約2億円の運営費

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救命率が高く後遺症が軽い・入院期間が短く社会復帰率が高い・入院費や治療費が低く医療費の削減も!

 救命率が高く後遺症が軽い・入院期間が短く社会復帰率が高い・入院費や治療費が低く医療費の削減にもつながる――このように「ドクターヘリ」の運営費は莫大だ。

 だが、たとえば、1機2億円で全国50カ所に配備すれば、年間総額100億円に上るが、日本人1人当たりに換算すれば、約80円の負担に過ぎない。

 わずかな負担だけで年間およそ25,000人もの傷病者が「ドクターヘリ」で救護され、救護者のおよそ3割以上の人命が救済されている事実は直視すべきだ。

 たとえば、2009年3月から運用が始まった青森県八戸市立市民病院救命救急センターの今明秀所長によれば、「ドクターヘリ」の救急搬送は、外傷死亡を27%、重症な後遺症を47%も激減させている。

 また救護された傷病者の重症率を見ると、救急車12%だが、「ドクターヘリ」は70%と高い。

 救命率が高く、後遺症が軽い。入院期間が短く、社会復帰率が高い。入院費や治療費が低く抑えられ、医療費削減にも資する。

 つまり、「ドクターヘリ」の経済性、費用対効果が極めて優れているのは明らかだ。

 なお、「ドクターヘリ」の全国配備状況、配備拠点数(41道府県 51機)の詳細は、以下のサイトを参照して欲しい。
www.hemnet.jp/where/
http://www.hemnet.jp/mt-img/
(文=編集部)

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