高炭水化物・低タンパク質の朝食後は、 不公平な提案を拒否しやすい!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
高炭水化物・低タンパク質の朝食後は、 不公平な提案を拒否しやすい!の画像1

朝の炭水化物摂取量で意思決定が変わる?(depositphotos.com)

 進入学、就職、転職、起業、出資、結婚、転居、出産、保育、離婚、再婚、介護、治療しかり。日々の生活シーンやビジネスシーンで岐路に立たされた時、人間はどのように意思決定するのだろう?

 ドイツのリューベック大学のSoyoung Park氏らは、朝食の内容が意思決定に影響を与える事実を示唆する研究成果を『Proceedings of the National Academy of Sciences』オンライン版に発表した

 朝食が重大な意思を決定する?にわかに信じがたいが、興味をそそられる。どのような研究だろう?

 まず、男性大学生87人がオンライン版の「最後通牒ゲーム」を行った。このゲームでは、敵対者からの明らかに不公平な金銭提供の提案を受け入れるか、拒否するかを選ぶ機会が与えられる。拒否すれば相手も自分も金銭を得られないので、敵対者に社会的制裁を加えることになる。

 ゲームの実施後、学生たちの朝食の内容を聞き取り調査したところ、高炭水化物・低タンパク質を摂った人の約53%が不公平な提案を拒否したが、低炭水化物・高タンパク質を摂った人は約25%だった。

 次に、ジャムとクリームチーズを塗ったパン、牛乳、リンゴジュース、リンゴ、バナナの高炭水化物・低タンパク質(炭水化物80%、タンパク質10%)の朝食を摂る日と、ジャムを塗ったパン、ハム、ヨーグルト、牛乳、大きいクリームチーズ1切れの低炭水化物・高タンパク質(炭水化物50%、タンパク質25%)の朝食を摂る日を設定し、朝食後に24人が「最後通牒ゲーム」を行い、ゲームの結果を比較した。

 その結果、高炭水化物・低タンパク質の朝食後は、不公平な提案を拒否する可能性が高まり、低炭水化物・高タンパク質の朝食後は、たとえ不公平でも何も得られないよりはましだと考え、提案を受け入れる可能性が高まることが分かった。

スマホでオンラインゲーム依存〜1日で課金15万円! 依存者は国内で420万人!?
インタビュー「スマホゲーム依存の実態と治療法」第1回:久里浜医療センター・樋口進院長

日本の成人のうち、ネット依存の傾向のある者は男性は4.5%、女性は3.6%。その数は約421万人と推計されるという。全国にさきがけてスマホゲーム依存症の治療に取り組んでいる独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターの樋口進院長に、スマホゲーム依存の実態と治療法について訊いた。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curti…

三木貴弘

神戸市垂水区 名谷病院 内科勤務。1987年 産…

吉田尚弘