インタビュー「離島の人命を救うことから生まれた~MEC食と噛むだけダイエット」第2回 こくらクリニック・渡辺信幸院長

肉・卵・チーズをたっぷり食べて、ひと口30回噛むだけで痩せる!糖質制限に挫折したあなたへ

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肉や卵は多くのビタミン類を含む優良食品 Syda Productions/PIXTA(ピクスタ)

 これまで4000人を超える患者のダイエットを成功させてきた「こくらクリニック」(沖縄県那覇市)院長の渡辺信幸医師。その秘訣は、“誰もが簡単にできて継続できる”ことにある。

①ひと口30回噛む。
②「MEC食」(肉:Meat・卵:Egg・チーズ:Cheese)をたっぷり食べて炭水化物を控える。

 この2点を守るだけだ。近年流行りの糖質制限ダイエットの実践者で、体重は減ったが、長続きできずに挫折するという人は少なくない。従来のカロリー神話が抜けきれないまま、低糖質・低脂肪の野菜中心のメニューになることが多いため“栄養失調”に陥り、逆に不調を感じる人さえいる。

“一日30品目”という目安は現実的でない

 一方、渡辺医師の提唱する「MEC食」の場合、満足感が高く、十分な栄養を摂ることが可能だ。健康的にやせて、血糖値・中性脂肪値・尿酸値などの数値がすべて正常化した患者が大勢いる。さまざまな体の不調を改善しつつ、やせられるのだ。

 それについて渡辺医師は、次のようにアドバイスする。
 「バランスのいい食事に“一日30品目”という目安がある。すべての栄養素を満遍なく取るという考え方には賛成ですが、現実的には難しく、栄養素の分類を覚えるのさえひと苦労。意外かもしれないが、肉や卵は多くのビタミン類を含んでいる。野菜を食べたければ、まずMEC食で必要な栄養素を摂取してからにすればいいんです」

 渡辺医師が指導する1日に食べる量の目安は、肉200g・卵3個・チーズ120g。これだけ食べても、糖質はほぼゼロだ。

 ヒトが生きるために必要な三大栄養素は、タンパク質・脂質・糖質。蛋白と脂質は、体内で合成できないため、食事から取り入れなければならない。だが、糖質がなくても、人体では脂質からケトン体という物質を合成し、それをエネルギーにするシステムが働く。

 ところが、MEC食をスタートしても体重が落ちないケースがある。その理由はこうだ。

太りぎみの人は“栄養素不足”!?

渡辺信幸(わたなべ・のぶゆき)

こくらクリニック院長。1963年生まれ。1991年、名古屋大医学部卒業後、医療法人沖縄徳州会中部徳洲会病院に入職。伊良部島診療所院長、宮古島、石垣島徳洲会病院、徳州会新都心クリニック院長を経て、2010年6月、徳州会こくらクリニック(那覇市)院長に(現職)。離島、救急医療の経験から、予防医療の重要性を説き、MEC食の啓発活動に至る。著書に『一生太らない体をつくる「噛むだけ」ダイエット』『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな~肉・卵・チーズが健康長寿をつくる』『「野菜中心」をやめなさい~肉・卵・チーズのMEC食が健康をつくる』『肉食やせ! 肉、卵、チーズをたっぷり食べるMEC食レシピ111!』。テレビ出演『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京)、『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日)。全国で講演活動。自らがラジオ番組のパーソナリティーを務めるFMレキオ80.6MHz「なべちゃんのレキオでダイエット」も好評。

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