夏場の室内温度設定は「28度」で閣内不一致!?「クールビズ」の科学的な根拠とは?

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夏場の室内温度設定「28度」の根拠は?(depositphotos.com)

 「これは哲学の問題」とは渦中にある塩崎恭久厚労相の言葉だ。受動喫煙防止法案をめぐる自民党案を「飲んでほしい」と伝えてきた茂木政調会長の意向を突っぱねた際に、そう口にした。

 つまり「受動喫煙に害があること」は「科学的に証明されている」ので「その部分は譲れない」というわけだ。なんでも、自民党案を大臣が却下するのは、異例中の異例であるとか。

 しかし、次に紹介する「科学的根拠」をめぐる副大臣同士のやりとりも、前代未聞度においては人後に落ちない部類だろう。

夏期のクールビズ設定は「なんとなく28度」?

 それは5月11日、首相官邸で開かれた副大臣会議の席上で交わされた「クールビズ設定」についてのやりとりだ。まずは言い出しっぺである法務副大臣・盛山正仁氏の見解から紹介しよう。

 「(夏期の室温設定の適正は)なんとなく28度でスタートし、独り歩きしてきたが、働きやすさの観点から検討してみてはどうか」と、いわゆる見直し案の口火が切られたそうだ。

 まず目を引くのは「なんとなく28度」という出鼻の部分で、当然ながら「科学的根拠があっての設定温度とばかり思い込まされてきた」国民からすれば、仰天発言といえるだろう。もしや、またしても門外漢の放言か!? そう思われる方もいるだろうが……。

 実は件の法務副大臣、2005年のクールビズ開始当時は旗振り役の環境省で「担当課長」だった人物というから、その「なんとなく」の暴露性(?)には「それなりの根拠」があるようだ。

 では、現在の旗振り役指揮官、環境副大臣・関芳弘氏は、いったいどう応じたのであろうか? 本年度も今が旬のクールビズ期間(5月1日~9月30日)中であり、その最中での見直し案に応じる「反論ぶり」に誰もが注目するところだが……。

 「(仰せの28度は)無理があるかと思われ、実はかなり不快な温度であり、科学的知見を加えるよう検討したい」

 担当省庁のOBが発した見直し案を、そのまま受け入れて、再検討の必要性を説いたというから、その賛否は別としても「これまでの12年間はいったいナンだったんだ!?」と呆気にとられる方は多いだろう。

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