オトコ同士の集いも効果的
そんな加齢による減退と40~50代の働き盛り特有のストレス(リストラ、親の介護、子どもの受験、ローン問題……)が知らず知らず男性を更年期障害のへといざなうが、最大の予防法は「本人の自覚」だろう。症状が重ければ専門誌の扉を一度叩くべきだろう。
また、原因が明確なぶん、男性ホルモンの分泌を促す対処法も「適度な運動」や「十分な睡眠」を心掛け、滋養強壮効果をもつネバネバ食品(納豆、山芋、なめこ、オクラ)や亜鉛を多く含む食品(うなぎのかば焼き、レバー、牡蠣、しじみ)を積極的に摂ることを意識すればいい。
ところで中居さんは今回の入院の直前、地元・藤沢の遊び仲間11人を引き連れて、例年恒例の温泉旅行に行き、ゴルフや宴会を大いに満喫したという。これは毎年、全額、中居さん持ちで繰り広げられる豪遊という名のストレス解消法のようだ。
実はこうやって「男同士が集って騒ぐ」という機会も男性ホルモンの分泌促進には効果的だとされる。理由はオトコ同士の好奇心や競争心、冒険心が大いに刺激されるからだそうだ。
奇しくも1月31日、元SMAPの最後の30代メンバーだった香取慎吾さんが40歳の誕生日を迎えた。これで木村拓哉さん(44)、稲垣吾郎さん(43)、草彅剛さん(42)と、5人全員が「男性更年期障害」の要注意世代に突入したことになる。
それにしても解散後も文字どおり一挙手一投足が注目され、ラジオ番組での発言ひとつからも「世代の現在」が読み取れてしまう元メンバーたち。バラバラになっても「国民的存在」として耳目を集める続けるのは間違いない。
(文=編集部)