焼き肉好き女子は「乳がん」に注意! 脂肪の黒煙や焦げつきが発がんリスクを高める

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グリルの黒煙や焦げつきを極力避けよう

 以前から肉類を高温調理することは、発がん性物質として知られる「多環芳香族(たかんほうこうぞく)炭化水素」などの主な供給源となってしまい、乳がんの罹患リスクを高めるといわれてきた。

 今回の研究で因果関係までは証明できていないが、「こうした調理法が、乳がんに診断された後の死亡率とも関連している可能性があることを、初めて報告するもの」とGammon氏は述べている。

 米国がん協会はこういった危険を最小限に抑えるために、肉を焼く時は余分な脂肪を取り除くことを推奨している。熱い熱源に脂肪が滴り落ちて上がる煙の中に、発がん性物質が含まれる可能性があるからだ。脂肪が少ない肉はグリルしたときも煙が少ない。

 また、肉が焦げないよう長時間焼きすぎないこと、漬けダレは薄めで焦げにくいものにすること、さらに黒焦げになった部分は食べないようにするといった注意喚起もしている。

 日本でもバーベキューや焼き肉は人気のメニュー。特に若者は焼き肉好きが多い。だが将来の健康のことを考えれば、グリルを囲む回数はほどほどがいいかもしれない。

 日々の肉メニューは「焼く」「揚げる」といった高温調理に偏らず、「煮物」や「蒸し物」をバランス良く交えるのも有効だろう。

 日本で年々増え続ける乳がんを予防するだけでなく、もし罹ったときに乳がんサバイバーとしてより良く生きるためにも、女性は心に留めておこう。
(文=編集部)

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