弁護士でタレントの大渕愛子さんが自身のブログで、出産後にできた右胸のしこりが腫れ、母乳外来を受診したことを明かした。
ブログ(12月13日)によると、胸の外側にできた「硬いゴリゴリ」が、右だけみるみる硬くなってパンパンに。さらに脇の下まで腫れ上がり、生まれたばかりの赤ちゃんも硬くなった右胸を吸いたがらなくなってしまったという。
このままでは「乳腺炎」になるかもしれないと危惧して、母乳外来の受診を早めたという報告だった。
大渕さんが懸念した乳腺炎とは、細菌感染による乳腺の炎症のこと。発熱・痛み・腫れなどを引き起こす。ときにはしこりも見られ、ひどくなると乳頭から膿が出ることもある。
乳腺炎が起こりやすいのは授乳期で、原因としては母乳の流れが悪くなって細菌感染を起こしたり、赤ちゃんが乳頭を傷つけたりすることなどが挙げられる。
もし、乳腺炎が原因で母乳の流れが悪くなっていたら、まず搾乳をするなどして流れをよくする。それでも炎症がひどくなったら、いったん授乳をやめて、抗生物質などの薬で治療するのが一般的だ。
もちろん、治療中に搾乳した乳汁は、細菌や薬の成分を含んでいることがあるので、赤ちゃんに与えられない。