元小結の時天空が「悪性リンパ腫」で急逝!高倉健さんや松来未祐さんの命を奪った難病

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1月31日に急逝した元小結・時天空の間垣親方(写真はWikipediaより)

 1月31日、日本相撲協会は、元小結の時天空・間垣親方(時天空慶晃:ときてんくう・よしあき)が、悪性リンパ腫のため東京都新宿区の慶応病院で死去したと発表した。享年37だった。

 時天空は、1979年9月10日、モンゴル・ウランバートル生まれ。本名はアルタンガダシーン・フチットバータル。若い時は、ウランバートルの柔道クラブで朝青龍と練習に励みながら、モンゴル国立農業大学に進学。2000年にスポーツ交流留学生として東京農業大学に転入。

 在学中に時津風部屋(元大関豊山=内田勝男氏)に入門し、2002年に名古屋場所で初土俵。2004年の名古屋場所から12場所の史上最速タイ(当時)で新入幕を果たし、最高位の東小結まで昇進した。

 柔道で培った柔軟な足腰を生かし、相手の両足をはらって倒す二枚蹴り、すそ払い、内掛け、外掛けなどの巧妙な足技が得意技。三役昇進後は、横綱の朝青龍から金星を上げるなど、無類の速攻が人気を集めた。戦績は548勝545敗56休。十両優勝2回、他3回。2014年に日本国籍を取得した。

2016年1月の初場所前に悪性リンパ腫の抗がん剤治療で入院

 だが、2015年7月に右脇腹に痛みを感じて受診したところ、右肋骨骨折と判明し休場。2016年1月の初場所前に悪性リンパ腫の抗がん剤治療で入院中と公表。治療に専念し、土俵への復帰をめざした。

 しかし、5場所連続全休のため、番付は26番目まで落ちたことから、同年8月に引退を決意。年寄り間垣を襲名し、時津風部屋付きの親方となった。

 引退会見では「悔いはあるが、同じ病気で苦しんでいる人に希望と勇気を与えてあげたい。悔しさを今後の人生にぶつけて、経験を生かしたい。若い人を指導しながら、ともに成長したい」と涙ながらに話した。

 腰痛のため、歩行困難だったが、漢方治療も受けつつ、最後まであきらめず、自宅で闘病を続けた。1月30日に容体が急変、都内の病院に搬送されたが、帰らぬ人となった。余りにも早逝だけに悲しみは深い。

がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 費用は卵巣摘出に約60万円、保管は年間10万円
インタビュー「がんでも妊娠をあきらめない・卵巣凍結」後編・京野廣一医師

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前編『「がん」になっても妊娠・出産をあきらめたくない女性のための「卵巣凍結」とは?』

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郡司和夫

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