ウインナー1本で25秒!コーヒー1杯で20秒!? ひじきの煮物で58分! これで寿命が縮む?

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ウインナー1本で寿命が25秒も縮まる?(depositphotos.com)

 トンデモ情報? 荒唐無稽の似非科学? 虚々実々のガセネタ? 
 
 食事や行動で寿命の減少を測った「損失余命」は、どこまで信頼できる?

 ネットサーフィンするまでもなく、玉石混淆の怪しいサイトやら、虚々実々のトンデモ情報やらが、これ見よがしに氾濫している。またぞろ性懲りもなく、「損失余命」などという怪しげなキーワードが跋扈し始めた。

 食事や行動で寿命が短くなるというのだ。そこで、「損失余命」がトンデモ情報か? 荒唐無稽の似非科学か? 虚々実々のガセネタか? を調べてみた。その前に、まず寿命って何だろう?

 日本人の平均寿命は、女性87.05歳、男性80.79歳。男女とも過去最高を更新している(厚生労働省「平成27年簡易生命表」)。その理由は、がんや心臓病などの治療成績が改善されたためと見られる。

 ただし、2012年から世界1位だった女性の平均寿命は香港に先を越されて2位に転落、男性も3位から4位に甘んじている。

人間の平均寿命は最大で115歳、最長寿命は125歳!?

 長命長寿と言えば、早稲田大学の創立者大隈重信が信念とした「人生125歳説」だ。大隈は「人間は本来、125歳までの寿命を有している。適当なる摂生をもってすれば、この天寿をまっとうできる」(『人寿百歳以上』)を確信して生きた。

 ただし大隈は、1922(大正11)年1月10日、胆石症で曻天する。享年83。大正末期の日本人の平均寿命は46歳なので、かなりの長寿だった。

 そんな大隈の「人生125歳説」を裏付けるかのような研究が報告されている――。2016年10月5日、アルバート・アインシュタイン医科大学の研究チームは、世界40ヶ国、過去最大100年間分の人間の死亡に関するデータを分析し、「人間の平均寿命は最大で115歳、最長寿命は125歳」とする研究結果をイギリスの科学雑誌『Nature』に発表した。

 発表によると、最高齢記録は1990年代以降、伸びていないため、最高寿命は115歳が限界であるが、125歳まで生きる確率は1万分の1と結論づけている。

 確かな年齢記録がある最長寿記録は、1997年に死去したフランス人女性ジャンヌ・カルマンの122歳164日。大還暦(120歳)を迎えた史上唯一のカルマンは、1875年2月21日生まれ。同年に生まれた著名人には、作曲家モーリス・ラヴェル、心理学者カール・グスタフ・ユング、作家トーマス・マンがいる。

 ちなみに、1898(明治31)年3月生まれの日本人最高齢の大川ミサヲさんは、2015年(平成27)年4月、老衰のため117歳27日で永眠。現在は1900(明治33)年3月生まれの東京都在住の女性(氏名非公表)が存命する日本最高齢(116歳)だ。

 Wikipediaによると、2016年の時点で、世界の116歳以上の超百寿者(スーパー・センテナリアン)は10名、100歳以上の日本の百寿者(センテナリアン)は6万5692人。大隈の悲願だった125歳は未だに前人未到だ。

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