さまざまな花粉対策アイテムを駆使すべし!
先のアンケートでは、
対策アイテムとしても「目薬」は76%で圧倒的1位。続いて「飲み薬」が38%、「ヨーグルトなどの食品」が21%、「空気清浄機」が19%、「カップ型洗眼剤」が15%という回答だった。
そのほかの対策アイテムとしては、眼のかゆみを抑える成分入りの目薬や、コンタクトレンズをしたまま点眼できる目薬などもある。冷やした目薬を使うとかゆみを感じづらいという情報もある。
コンタクトレンズについては、この時期だけメガネに替える、あるいは使い捨てレンズにするという手もある。
98%も花粉をカットするゴーグルタイプのメガネ、カバー部分が取り外すことができるメガネなど、メガネメーカーもさまざまなタイプを売り出しているから、試してみる価値はあるだろう。
鼻対策としては、医療機関でも採用されている微細な粒子までカットするマスク、鼻の穴に塗って花粉をキャッチする塗り薬、鼻の穴に挿入するタイプのマスクなど。
ほかにも衣服などにシュッとひと吹きして花粉をつきにくくするスプレー、花粉症の症状をやわらげるアロマやサプリメント、乳酸菌飲料やヨーグルトなどなど、さまざまなグッズが出そろう。
逆転の発想!? 体を花粉に慣らしていく「舌下免疫療法」
花粉症の薬としては、抗ヒスタミン薬やマスト細胞安定薬、鼻噴霧用ステロイド薬といった対症療法に対し、最近注目されているのが「舌下免疫療法」だ。
スギ花粉エキスを毎日舌の裏側にたらし、飲み込むというこの治療法は、3年ほど毎日続ける必要がある。徐々に花粉に体を慣らしていくという作戦である。
とはいえ、この治療法は花粉が飛んでいる時期には行うことができない。今年の花粉シーズンが終わってから、気長に取り組んでみてはどうだろうか。
いずれにしても、花粉症対策の基本は「花粉を避ける」。これに尽きる。
花粉情報を常にキャッチし、花粉が多い日の外出はなるべく避ける。どうしても外出しなければならない時はメガネやマスクでガードし、帰宅したらドアの前で上着をパタパタして花粉を落としてから家に入ること。
花粉は髪にもつくので、すぐにシャワーを浴びるのも有効だ。洗濯物も、この時期は部屋干しでがまんしよう。
(文=編集部)