手軽に和式トイレの良さを取り入れる方法がある!
それを裏付ける研究もちゃんとある。排便時の力みの力を「3つの異なる姿勢」で比べた研究だ。
「①洋式トイレのように座った姿勢」「②洋式トイレの足元に10cmの高台を足を乗せた姿勢」「③和式トレイの姿勢」である。
その結果は、排便時間、便排出の力み力ともに、和式トイレの姿勢(スクワットの姿勢)が他の2つよりも少なかった。つまり、「より少ない力で早く便を排出できた」ということである。
また、アフリカや東南アジアでは、便秘に悩む人が圧倒的に少ないという。栄養状態は先進国に比べて良いとはいえないと思うが、異なる点はトイレ文化である。便秘が少ない地域は、未だに「かがむ」ように、つまり和式トイレを使用するように用を足していた。
和式トイレの良さがわかったとしても、実際に洋式トイレに慣れてしまうと、実際に使用するのには抵抗があるだろう。そこで、手軽に和式トイレの良さを洋式トイレに取り入れる方法がある。
それが「足に踏み台」を使用するという方法だ。前述したように、和式トイレの良さは骨盤と足の角度が直角以上になることである。そこで、高台を使用することで、それを再現できるというわけだ。
実際に商品化もされていて、アメリカでは大人気なんだとか。そして、アマゾンでも購入することができる。
アマゾンで購入できる商品は「Squatty Potty」という商品である。そのレビューの高さに今更ながら驚く。知っている人はしっているのだ。気になる人はレビューを読んでみてほしい。これを使えばもう便秘に悩まなくなるかもしれない。
(文=編集部、監修=理学療法士・三木貴弘)