避妊薬「ピル」に副作用!? 「抗うつ薬」が必要になる悪影響? 15〜19歳では8割が服用の報告

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
205015375.jpg

ピルと一緒に抗うつ薬も?(shutterstock.com)

 今年9月、デンマークの研究チームが、ピルに関する「ある新しい報告」をオンラインで発表した。その報告を目にした世界中の女性からは、「やっぱり……」「それって今どきの常識?」といった多くの声が、またたくまに寄せられた。

 コペンハーゲン大学の研究チームが発表した、その報告は「経口避妊薬ピル」と「うつ病」の関係性についてである。

 デンマーク国内の女性100万人以上(15〜34歳)を対象とした大規模な調査の結果、エストロゲン・プロゲスチン(合成黄体ホルモン)複合ピルを飲んでいる女性は、ピルを飲んでいない女性よりも23%高い確率で、抗うつ薬も飲んでいることが判明。

 さらに、プロゲスチンのみの単体ピルを服薬している女性は34%と、より高い確率が出た。

 この報告に対し、世界中の女性たちから共感と体験談が寄せられた。

 たとえば、「ピルを服薬していた10年間、深刻なうつ病に苦しんだ」「深い落ち込みを経験し、ピルの影響ではないかと主治医に尋ねたが一蹴された」「3カ月前にピルをやめるまで重度のうつ病と自殺念慮に苦しめられた」……。

 その一方で、「ピルを飲んでから、うつ病が改善した」という逆の意見もあった。

 これについて、同チームの研究者のひとりで産婦人科のオイヴィン・リーデゴー医師は、BBCのインタビューに対し、「ピルが気分の波に何らかの作用をすることは、これまでの研究ですでにわかっている」と述べている。

がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 費用は卵巣摘出に約60万円、保管は年間10万円
インタビュー「がんでも妊娠をあきらめない・卵巣凍結」後編・京野廣一医師

がん患者への抗がん剤による化学療法は妊孕性(妊娠のしやすさ)を低下させる。がんにより妊娠が難しくなる患者を支援するため、2016年4月に「医療法人社団レディースクリニック京野」が、治療前に卵巣を凍結して保存しておく「HOPE(日本卵巣組織凍結保存センター)」を設立すると発表した――。医療法人社団レディースクリニック京野理事長の京野廣一医師に卵巣凍結の仕組みについて訊いた。
前編『「がん」になっても妊娠・出産をあきらめたくない女性のための「卵巣凍結」とは?』

大阪市内のクリニック勤務。1987年 産業医科大…

吉田尚弘

市民のためのがん治療の会代表。舌がん治療による体…

會田昭一郎

2017年4月より、はるひ呼吸器病院(愛知県)病…

堤寛