故マイケル・ジャクソン邸から大量の児童ポルノ写真~新たに公表された「小児性愛」疑惑の真相

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ペドフィリア(小児性愛)はれっきとした病気だ

 性的嗜好は、人それぞれである。また、多くの男性は、年齢が高いよりは、若くてフレッシュな女性を好むものだ。たとえ、法的に未成年の18歳未満の相手であっても、恋愛感情を抱いてしまうことは、現実にはないこともないだろう。

 ただし、これが13歳未満となると、話は別だ。精神科領域では、れっきとした病気としてみなされる。日本語では、世界保健機構(WHO)に則った診断名「小児性愛」、世界言語では「ペドフィリア」と呼ばれる。

 ペドフィリアには、診断基準がきちんとある。世界基準のひとつ米国精神医学学会(APA)の診断・統計マニュアル「DSM-5」では、次のように定めている。

基準A:少なくとも6カ月以上にわたり、思春期前の子どもとの性的行為に関わる性衝動や強い性的興奮を引き起こす空想、または実際の行動が頻発している。
基準B:このような性的衝動に従って行動してしまっているか、あるいは、その性的な衝動や空想によって著しい苦痛や対人障害が引き起こされている。
基準C:少なくとも(本人は)16歳以上であり、基準Aの対象児童よりも5歳以上年長であること。

 幼い子どもを「かわいい」と思うレベルとは、ほど遠いことがわかるだろう。

マイケルはペドフィリアだったのか?

 ペドフィリアは医学的用語である。しかし、犯罪と密接であるため、欧米では「児童への性的虐待者」を指す言葉として用いられることも多い。仮に、上記の診断基準に心当たりがあるのであれば、犯罪を犯す前に精神科医に相談すべきだろう。

 ただし、同じ児童への性的虐待者でも、ペドフィリア傾向がある場合とない場合に分けられるので、児童への性的虐待をする=ペドフィリアとは限らない。アメリカ連邦捜査局(FBI)などは、そのあたりの因果関係をきちんと類型立てている。

 また、児童ポルノの違法性とも別問題である。「ネバーランド」があるカリフォルニア州サンタバーバラ郡の捜査当局は、当時、マイケル・ジャクソンが所有していた児童ポルノ写真の類いに違法性はないとしている。そして、2003年11月の逮捕から長時間かけた審理の結果、2005年6月に当局は無罪を言い渡している。

 裁判によって児童への性的虐待の容疑が晴れ、しかもマイケル・ジャクソンが亡くなった今となっては、はたして彼がペドフィリアだったのかどうかは迷宮入りだ。
(文=編集部)

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