連載「最新の“美容医療”の世界にようこそ」第5回

リップ注入の「プチ整形」で唇美人! 加齢のサイン「縦ジワ」と「厚み減少」を改善

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
リップ注入の「プチ整形」で唇美人! 加齢のサイン「縦ジワ」と「厚み減少」を改善の画像1

唇にヒアルロン酸を注射する「リップ注入」(shutterstock.com)

 美容医療の施術で人気のメニューの一つに唇の「プチ整形」があります。唇にヒアルロン酸を注射して、ふっくらとしたボリュームを出す施術で、「リップ注入」とも呼ばれます。

 私が子どもの頃(今から30年以上前)、分厚く少しめくれあがったような唇を「たらこ唇」と呼んでいました。今でも唇の形状を特徴づける言葉のひとつであることに変わりないと思いますが、当時と今とでは少し異なる印象で捉えられているように感じます。

 〝唇美人〟として知られる某女優さんのリップが、「ぽってりと厚みのあるたらこ唇」と表現されていたり、〝魅惑の唇〟ともてはやされるハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーのそれも、「たらこ唇」に近いのではないでしょうか。

 さらに最近では、女性に人気の有名化粧品ブランドを紹介する記事で「プランプリップ」というキーワードを見かけました。「プランプ=ふくよかな」という意味ですが、海外セレブの間でもプランプリップが流行っているのだとか。やはり女性が目指すのは、ふっくらとボリューム感のある唇なのでしょう。

 このように、いつの時代も〝唇美人〟に憧れる女性は多く、そのときの流行りにあわせて、私たちのような美容クリニックでは、リップ注入をご提案して〝唇美人〟へお手伝いをさせていただく、というわけです。

目立ち始める「縦ジワ」と「厚みの減少」

 「唇のプチ整形なんて、若い女性がやるものでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。クリニックでリップ注入を受ける患者さんには、40代以上の方もいらっしゃいます。

 お肌の老化を気にする女性はたくさんいますが、実は唇もエイジングサインが目立ちやすいパーツです。顕著なのが「縦じわの増加」と「厚みの減少」。唇は上皮がとても薄く、保湿機能が失われやすいため縦じわが目立ちやすいのです。

 また、唇のほとんどが筋肉でできており、口輪筋という筋肉が年齢とともに減少するために唇が薄くなっていきます。唇の血流量も年々減少するため、リップラインがあいまいになってしまうことも老け感をもたらす要因です。

 これらのエイジングサインを改善することができるリップ注入は、一種の若返り施術ともいえるでしょう。

伊藤康平(いとう・こうへい)

聖心美容クリニック東京院院長。日本美容外科学会(JSAS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)会員、日本美容外科医師会会員、日本外科学会専門医など。冷静・的確なカウンセリングや美容外科医としてのセンス、技術に定評。年代を問わず幅広い支持を受けている。趣味は車やスキー、オーディオなどの電化製品、料理、熱帯魚観賞と幅広く。
聖心美容クリニック www.biyougeka.com

伊藤康平の記事一覧

伊藤康平
子どもが発熱してもあわてない! 薬を減らして免疫力を育てよう
インタビュー「飲むべきか、飲まざるべきか、それが薬の大問題」第1回・とりうみ小児科院長・鳥海佳代子医師

過剰医療を招く一因ともいわれる、わが国の医療機関への「出来高払い制」。国民皆保険制度によって恵まれた医療を享受できる一方、<お薬好き>の国民性も生み出す功罪の両面がある。薬は必要なときに、必要な分だけ――限りある医療資源を有効に使う私たちの賢い選択とは? とりうみ小児科の鳥海佳代子院長に訊く。

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

日本中毒学会評議員(同学会クリニカルトキシコロジ…

横山隆

理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curti…

三木貴弘